教育分野における草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクトの署名式
 10月2日、日本政府の草の根・人間の安全保障無償資金協力の枠組みによる「バゴー地域タナッピン地区ミンユア中高等学校建設計画」、「シャン州ムセ地区カンボーザーテインギー第1尼僧院付属小学校建設計画」、「バゴー地域チャウチー地区レーポームー小中学校(分校)建設計画」、「エーヤーワディー地域エインメ地区ワータロウッカンニー村小中高等学校建設計画」、「エーヤーワディー地域カンジーダウン地区サックィン村小中高等学校(分校)建設計画」の実施に関する文書に、樋口建史駐ミャンマー日本国大使と各委員会の代表が署名しました。
上記5校には計4,100人以上の生徒が通っていますが、老朽化した校舎や狭い教室など、不十分な学習環境を余儀なくされています。本事業では、新しい鉄筋コンクリート造の校舎を建設し、机や椅子などの備品を整備します。この5案件の供与限度額は58万4,493米ドルで、ミャンマーに対する「草の根・人間の安全保障無償資金協力」による実施案件は、1993年の本協力開始以来694件となりました。
日本政府は、今後も「草の根・人間の安全保障無償資金協力」を最大限に活用し、ミャンマーにおける諸問題の解決に協力するとともに、今年外交関係樹立60周年を迎える日ミャンマー間の友好関係をさらに深めたいと考えております。