草の根・人間の安全保障無償資金協力による マンダレー地域メッティーラ地区アレーユア小中高等学校(分校)建設計画引渡式典の開催
 2015年7月31日、草の根・人間の安全保障無償資金協力により支援されたマンダレー地域メッティーラ地区アレーユア小中高等学校(分校)の新校舎引渡式典が行われました。
式典には、当館から樋口建史特命全権大使及び松岡克幸書記官が、ミャンマー側からは、ウィン・シェイン財務大臣、Dr.ゾー・ミン・アウン教育副大臣、Dr.リン・アウン財務副大臣をはじめ、建設委員会の委員長及び委員など多くの関係者や地域住民が出席しました。
引渡式典では、ウィン・シェイン大臣が「この村は両親の出身地で私にとり大変親しみ深い地域です。貧困の削減及び地域の発展は、大変重要な政府の目標です。この度、日本及び日本国民の支援により、教育分野及び保健衛生分野が大幅に改善されました。教師の皆さんと父兄の方々は、この支援を基に、児童・生徒の教育レベルが向上し、地域の発展につながるよう協力してください。」と述べました。
続いて、樋口建史特命全権大使より、「ウィン・シェイン大臣をはじめ、より良い学習環境の実現に向けて尽力された教育省関係者各位、アレーユア小中高等学校分校の方々、建設に関わられた皆様に、心から感謝を申し上げます。学校教育の充実こそ、国の豊かな未来を拓く扉です。生徒の皆さんには、この伝統ある学校で大いに勉強し、ミャンマーの輝かしい未来を築いていってほしいと願っています。」と述べ、日本とミャンマーの友好関係が更に発展することを願い、挨拶を締めくくりました。
日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力スキームに基づき、186,632米ドルの資金供与を通じ、上記施設の整備を支援しました。日本政府は、今後も草の根・人間の安全保障無償資金協力により様々な分野で支援を行っていく予定です。また、こうした支援が二国間の友好関係の発展に繋がることを期待しています。