日ミャンマー共同イニシアティブ(第6回会合)
2015年6月23日
1.本日、ミャンマーの首都ネーピードーにおいて、樋口建史駐ミャンマー大使及びカン・ゾー国家計画・経済開発大臣の共同議長の下、日・ミャンマー両国の官民双方の関係者が出席して、「日ミャンマー共同イニシアティブ(第6回会合)」が開催されました。
2.2013年5月に立ち上げられた「日ミャンマー共同イニシアティブ(MJJI)」は、ミャンマーにおける投資環境の整備を迅速化するための具体的な取組を両国の官民双方の関係者の間で議論する枠組みです。
3.今回の全体会合では、これまでの成果と今後の課題について議論しました。具体的には、特に税務、ビジネス環境、労務といった問題を個別に取り上げて議論し、これらの課題についてミャンマー側と引き続き議論を継続していくことを確認しました。また、MJJIの活性化と関係者間の情報共有を図るための体制強化についても確認しました。
4.さらに、前回会合で日本側より、日本としてミャンマーの産業発展のために必要と考える政策をまとめた 【ミャンマー産業発展ビジョン(MIDV)】 の作成を提案したことを受け、今回は日本側で検討した提言概要の説明が行われました。
5.MIDVは、都市と地方のバランスある発展を実現するためのビジョンを経済産業省が中心となって関係省庁と協力して作成したものです。具体的には、都市における外資主導の労働集約型産業の発展と、地方における農林水産業、高付加価値な織物等の地場産業の発展の好循環を起こす「都市・地方シナジー開発戦略」を提案しています。ミャンマー側は、これを歓迎するとともに、具体的政策に落とし込んで実現するために対話を継続していくことを確認しました。なお、午前には、MJJIと別にMIDVについてより詳細な議論を行うためのセミナーを開催しました。