第27回SEA Games がんばれミャンマー


いよいよ12月11日から、ミャンマーで44年ぶりに第27回東南アジア競技大会が開催されます。そこで、今回は、SEA Gamesに向けてトレーニングを行っている日本人の熊田喜則監督率いるサッカー女子代表チームを取材しました。


サッカー女子代表 熊田喜則監督

熊田監督は、2011年8月からSEA Games支援のため、日本サッカー協会からミャンマーサッカー連盟(MFF)にサッカー女子代表コーチとして派遣されています。2013年4月には、その功績を称えられ、ASEANサッカー連盟(AFF)最優秀監督賞に選ばれました。


左から2番目が熊田監督

 


練習中の様子

ミャンマーの女子サッカーの指導にあたって3年目の熊田監督は、「ミャンマーの選手の良いところは、本当にサッカーが好きでプレーしているところであり、柔軟性があるところ」とおしゃっていました。SEA Gamesに向かう意気込みを伺うと、「宿敵であるタイ、ベトナムも着々と練習を積み、成長し続けている。この短期間の間にいかに成長できるか、私がする細かい要求をどこまで選手達が理解し、試合で発揮できるかが鍵」とおっしゃっていました。練習中、熊田監督はできるだけミャンマー語で選手達とコミュニケーションをとろうとされていました。また、休憩中は選手達とミャンマー語で冗談を言い合うなど、日頃から信頼関係を気付いている様子が伺えました。

 

チームのキャプテン、サン・サン・モー選手にも話を聞きました。熊田監督になって何か変わりましたかという質問に「熊田監督が来て、皆のパスワークが上手になったという技術面の他、チームワークが良くなりました。また、日本に一か月ほど遠征に行くことができたのも良い経験になりました。」と語りました。サン・サン・モー選手は、日本では次世代の選手育成にも精力的に取り組んでいることを知り勉強になったと言っており、ミャンマーも日本を見習い次世代のサッカー選手育成のために頑張っていきたい、と抱負を述べていました。

 


ミャンマーサッカー女子代表選手

インタビューを通じて、ミャンマーと日本のスポーツ交流は確実に進んでいることを感じました。SEA Gamesでのミャンマーチームの活躍、さらにはミャンマーにおける今後のスポーツの発展をこれからも日本大使館は応援していきます。

 

トップ