２００９年８月２２日及び２３日、コシノ・ジュンコ氏のファッション・イベントが日メコン交流年行事としてミャンマー、ストランドホテルにおいて開催されました。このように世界的に著名なファッションデザイナーのショーが開催されたのは、ミャンマー史上初めてのことであり、現地は興奮の坩堝（るつぼ）に巻き込まれました。

８月２２日には、コシノ・ジュンコ株式会社主催によるガラディナー及びファッションショーが開催され、ミャンマー政府（ホテル・観光副大臣夫妻等）、今般のイベントの協賛団体である当地日系企業企業、ミャンマー企業、外交団他が参加招待されました。　８月２３日には、在ミャンマー日本大使館及び国際交流基金共催、コシノ・ジュンコ株式会社協力、数多くの当地駐在の日系企業、ミャンマー企業の協賛を得て、コシノ・ジュンコ氏のレクチャー＆デモンストレーションが開催され、当地の繊維産業関係者、ファッション業界関係者（デザイナー、メイクアップ関係者、著名歌手、俳優・女優他）、一般市民、合計約８００名が、今年で創業１０８年を迎える、ミャンマー随一の格式を誇るストランドホテルにて繰り広げられた華麗な世界に心を奪われました。

コシノ・ジュンコ氏はレクチャーにて、「ファッションショーは美味しい食べ物のようなもの。皆さん、今日はしっかり味わって栄養を一杯とって下さい。」と語りかけましたが、イベント後、聴衆は「今日は体の隅々まで栄養が行き渡った！」、「こんな美しいものを見たことがなかった。」、「コシノさんには是非来年も来てもらいたい。」、「自分の今後のデザインが大きな影響を受けるだろう。」等等、興奮気味に語りました。コシノ・ジュンコ氏の今回のイベントは、ミャンマー史上初の本格的なファッション・イベントですが、日本人モデルとミャンマー人モデルが共演したのみならず、音響・照明・舞台作り、フィッティング、ヘア・メイキャップのすべての分野にわたって、日本人とミャンマー人のスタッフが協力して一つのイベントとして作り上げ、日メコン交流年行事としてふさわしい行事になりました。ミャンマー人のスタッフは今回日本人スタッフと一緒に働いたことについて、「素晴らしい刺激を受けた。一生忘れられない。」と語っています。