日本語学習者の集い:俳句入門

5 月 13 日 日本大使館主催で日本語学習者の集い:俳句入門講座を開催しました。俳句は日本で生まれた世界一短い詩であり、短い詩でありながら心象を大きく読むことができる特徴を持っています。今回の集いには、ヤンゴン市内の日本語学校から日本語学習者や日本語教師ら 136 名 が 参加しました。

この集いでは広報文化班の佐藤雅子書記官が冒頭の挨拶で 3 月 11 日に発生した東日本大震災について説明し、震災の犠牲者に 1 分間の黙祷が捧げられました。 続いて、イエルイン(イエミャルイン)職員により俳句についての講義がなされた後、参加者たちは 10 グループに分かれてワークショップを実施しました。ワークショップでは参加者が自ら俳句を詠んだ後に、グループ内で最良の作品を選び、各グループの代表者が選んだ作品を披露しました。 10 グループの代表作品の中から下記の 3 作品が優秀作品に選ばれました。

ေလေတြကယိမ္းႏြဲ႕၊ ဖားေအာ္သံကဟိန္းကာထြက္၊ မိုးဦးညအိပ္မက္။ (そよかぜや 蛙が歌う 雨夜の夢)
サウン・リン・アウン(かがやき日本語学校)

ေရႊဖားေအာ္သံစီ၊ ေရာင္စံုထီးေတြလႈပ္ရွားသည္၊ ၀ ႆန္ဦးရာသီ။ (蛙の声 傘色揺れる 雨の季節)
ピュ・ピュ・タン(マノウラマ僧院語学学校)

ေဖြးျဖဴျဖဴစံပါယ္၊ မိုးဖြဲေတြနဲ႕ေရာရွက္ႏြယ္၊ ျမက္ခင္းစိမ္းစိုတယ္။ (茉莉花の白 雨粒と交じ 芝生潤う蒼)
ゲイン・チャン(ダマラキタ僧院語学学校)

大使館としては、この日本語学習者の集いを通して、日本語を学ぶ人々がより日本への理解と関心を深められることを期待しています。