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10月25日及び27日、日本大使館・国際交流基金共催、ミャンマー文化省共催・協力により、日ASEAN友好協力40周年記念事業“Drums & Voices Concert”を行いました。本事業は、音楽監督に、数々の映画・アニメ・テレビ音楽の作・編曲で名高い、大島ミチル氏を迎え、ミャンマー、ベトナム、カンボジア、タイ、ラオス、ブルネイ、日本の7か国、12人の伝統音楽演奏家によるドラムと歌のコンサートで、ミャンマー以外の国も巡回します。ミャンマーからは、サイワイン奏者のアカダミ・ミャンマーピ・チャウ・セイン氏、トュ・レイン氏、日本からは著名な和太鼓奏者、堀つばさ氏が出演しました(出演者略歴)。
25日、ミャンマー国際会議場(MICC)で行ったネーピードー公演では、サイ・マウ・カン副大統領、エー・ミン・チュー文化大臣を初めとして多くの閣僚や政府関係者にお越し頂きました。ネーピードー公演では、ミャンマー文化省所属の伝統歌舞団とのコラボレーションが実現し、特にミャンマーの有名な曲「Ta Khine Lone Shwe(タ・カイン・ロン・シュエ)」の演奏に会場は大いに沸きました。
27日、国立劇場で行ったヤンゴン公演には、ミンスエ・ヤンゴン地域政府首相、フラミン・ヤンゴン市長をはじめ、多くの観客の方々にお越し頂きました。ドラムの演奏に合わせて、手拍子や、体いっぱいでリズムをとる観客の姿が印象的でした。
音楽家及びスタッフは、巡回公演の前にタイとベトナムにおいて、合計4週間にわたるワークショップを行い、今回のコンサートを作り上げました。近隣諸国とはいえ、多種多様な文化がある中、それぞれの考えをぶつけ合いながら、何度も話し合い、試行錯誤を重ねて完成したのが“Drums & Voices Concert”です。「異なる文化の人たちと協働作業を行う中で、どのようにお互いを理解し合いましたか」と聞くと、「一緒にお酒を飲むこと」と皆が口々に言うように、公演の3か国目となるミャンマーに到着した時には、すっかり打ち解けて、互いの気持ちや感性が通じ合っていることが演奏を通じて伝わって来ました。
文化や言葉の壁を乗り越えて、音楽を通じて一つになった12名の音楽家の演奏からは、アジアのダイナミズムと溢れるエネルギーが伝わってきて、日ASEAN友好協力40周年を記念するに相応しいコンサートになりました。今回、音楽を通じて表現されたASEAN諸国との「協働・共生」をより深めていけるよう、日本大使館は今後も様々な取組を行っていきたいと思います。
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