ミャンマー:シャン州ラショー市における夜間外出禁止令に伴う注意喚起
平成25年5月30日
在ミャンマー日本国大使館領事部


  • 1 28日,ミャンマーのシャン州北部に位置するラショー市において,道路沿いでガソリンを販売していた女性(仏教徒)がイスラム教徒の男性と口論となり,男性が女性にガソリンをかけて火をつけるという事件が発生しました。この事件をきっかけに,一部暴徒化した住民がモスク及び商店等を焼き払うなど治安状況が悪化したため,ミャンマー当局は同市に対して夜間外出禁止令を発出しました。また,暴動は29日にも発生し,死傷者も発生している模様であり,こうした状況が直ちに改善に向かうかは現時点で不明です。
  • 2 つきましては,ミャンマーに渡航・滞在される方,又既に滞在中の方は,不測の事態に巻き込まれることがないよう事態が沈静化するまでの間,以下の点に注意を払い,安全対策及び危険回避にご留意ください。
    (1)シャン州ラショー市及び周辺へ渡航・滞在される場合には,出発前に再度目的地周辺の最新情報の入手に努め,治安情勢を再確認し,緊急時の連絡手段を確保するなど,十分な安全対策を講じるよう心がけてください。 なお,ミャンマー政府は,安全上の理由等から一部の州・地域を,原則外国人の立ち入りを禁止する「旅行制限区域」に指定しています(危険情報「3.滞在に当たっての注意(1)」をご参照ください)。
    (2)デモや集会を見かけたら,絶対に近づかず,その場から速やかに移動してください。
    (3)標的となる可能性のあるモスク等宗教施設,政府機関,軍・警察関連施設には可能な限り近づかないでください。
  • 3 なお,ミャンマーには別途危険情報,及びスポット情報が発出されていますので,その内容にもご留意下さい。
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
(外務省関係課室連絡先) ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3496
○外務省海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp
   http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版) (現地大使館連絡先) ○在ミャンマー日本国大使館 住所:No.100, Natmauk Road, Bahan Township, Yangon, The Union of Myanmar  電話:(市外局番01)549644~549648 国外からは(国番号95)-1-549644~549648 FAX:(市外局番01)549643  国外からは(国番号95)-1-549643  ホームページ: http://www.mm.emb-japan.go
  • ※ 本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
  • ※ 本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
  • ※ 海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。