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最近のミャンマー国内における犯罪傾向と被害防止対策について
最近のミャンマー国内における犯罪傾向と被害防止対策についてとりまとめました。各種犯罪も増加傾向にあるので、在留邦人の皆様におかれましては,十分にご注意下さい。
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1 犯罪発生傾向
- (1)犯罪傾向
- ○重要犯罪認知件数(2012年、ミャンマー全土)を,5年前(2008年)のものと比較すると、殺人:1.7倍、強姦:1.5倍、強盗:1.8倍、略取誘拐:37倍となっており、重要犯罪の増加傾向が顕著。
- ○2012年重要犯罪認知件数を対人口比で日本の発生件数(2012年)と比較すると、以下のとおりであり、殺人事件の多発傾向が窺える。
- ・殺人:2.6倍ミャンマーの方が多い。
- ・強姦:日本とミャンマーほぼ等倍
- ・強盗:18倍、略取誘拐:2.5倍、それぞれ日本の方が多い。
- ○一般犯罪認知件数(2012年)を、5年前(2008年)のものと比較すると、窃盗:1.2倍、器物損壊:等倍、傷害:1.4倍となっており、犯罪の増加傾向が見られる。
- (2)爆発事件
- ○爆発事件では、小規模ながらも爆発物放置による時限式爆発が主流。
- ○民間人の巻き添えを顧みない無差別的犯行。
- (1)犯罪対策
- ○深夜、女性の単独行動には特にご注意を。
- ○侵入事案も多発。扉や窓の錠前を堅牢なもの、ピッキング対策用のものに交換するなど、自衛意識を高める。
- ○犯罪の標的となるのを防ぐため、必要以上の金銭は持ち歩かない。
- (2)爆発事件対策
- ○バス停、タクシー車内、レストランなど人の集まる場所では、持ち主の分からない放置物件に要注意。
- ○第2の爆発が起きる可能性もあるため、爆発事件現場にはむやみに近づかない。
- ○非常時に備え、家族、会社等の単位で緊急連絡先や訪問先等を把握しておく。
2 被害防止対策