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2013年11月26日、草の根・人間の安全保障無償資金協力によりヤンゴン地域バハン地区のジビタダナ・サンガ病院にて医療機材引渡式典が行われました。式典には、在ミャンマー日本国大使館から丸山公使が出席し、ミャンマー側よりティン・スウェ・ミャンマー元日本留学生協会(MAJA)顧問及びジビタダナ管理委員会顧問、マウン・マウン同委員会委員長に加え多くの関係者が出席しました。
両校には学校校舎がひとつもなく、僧院の宿坊など、僧院施設を教室代わりとして使用していました。宗教行 事が行われる際には、学校を休校しなければならないなどの問題を抱えていましたが、今回、草の根・人間の安 全保障無償資金協力により新校舎が建設され、子ども達はいつでも使用できる明るい教室で勉強できるようにな りました。
引渡式典では、丸山公使より「保健分野の開発への支援は、国の持続的成長のために必要な人材開発に対して、有効である。」と述べたのに対し、ジビタダナ・サンガ病院管理委員会マウン・マウン委員長から「ジビタダナ・サンガ病院は、200床のベッドを有し、月平均13,000人の外来患者に対し、150人の医師が無給で治療に当たっています。支援していただいた医療機材によって、より良い医療サービスが提供できるようになります。日本政府と日本国民に心から御礼申し上げます。」と謝意が述べられました。
今般支援では、85,415米ドルの資金供与により、眼科に水晶体乳化処理機、泌尿器科に尿路結石除去レーザー機、理学療法科にショートウェーブ機材を各1台、同病院に整備されました。日本政府は、今後も草の根・人間の安全保障無償資金協力により保健分野における支援を行っていく予定です。日本政府としては、こうした支援が二国間の友好関係の発展に繋がることを望んでいます。
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