草の根・人間の安全保障無償資金協力による カレン州パアン地区シュエドー村・コーロンセイン村間道路・橋梁引渡式典開催
  2014年3月5日、カレン州パアン地区で草の根・人間の安全保障無償資金協力により工事が施工されたシュエドー村・コーロンセイン村間道路・橋梁の引渡式典が行われました。
引渡式典では、当館から藤川書記官が、地元からは建設委員会委員長や委員会メンバーの他に多くの関係者や地域住民が出席しました。
藤川書記官より、「以前、この橋は木造で、雨期の度に辺り一帯が冠水し通行できなかったと聞いています。今回、道路と橋梁が整備されたことにより、雨期でも子供たちの通学や緊急患者の搬送などが可能になりました。さらに、交通アクセスが改善され、この地域で生産された農作物や、他の地域からの荷物を多く運ぶことができ、地域の経済が活性化され、皆さまの生活が豊かになることを期待しています。」と述べました。
ソー・キン・マウン・ミン・カレン州運輸大臣の代理としてマウン・マウン・エー・シュエドー村落群行政長からは、「ミャンマーは現在、変化の時代を迎えており、カレン州でも教育や保健分野だけでなく、特に交通インフラの建設も推進しています。このような時に日本の草の根事業により今回、道路・橋梁の整備が実施されたことは非常に役に立ち、地域住民を代表して本当に感謝いたします。」との言葉をいただきました。
今般支援では、121,564米ドルの資金供与により、全長23メートルの鋼橋と路面かさ上げによる取付道路の改良工事がなされました。日本・ミャンマー外交関係樹立60周年の今年、こうした支援により二国間の友好関係が更に発展することが期待されます。