草の根・人間の安全保障無償資金協力によるカヤー州ノワラウォー村落群小中学校及びローダレー村小中学校引渡式典開催
2014年2月19日、草の根・人間の安全保障無償資金協力によりカヤー州ロイコー地区ノワラウォー村落群小中学校及びローダレー村小中学校の新校舎完成引渡式典が行われました。式典には、当大使館から渡辺書記官が、ミャンマー側からはカヤー州政府ソー・フー・フー電力大臣や建設委員会委員長をはじめ多くの関係者や地元住民が出席しました。
引渡式典では、渡辺書記官より「この学校は、この国の未来を担う子供たちへの日本からの贈り物です。ここにいる子供達がこの学校でいっぱい勉強し、そしてよく遊ぶことが、ミャンマーの将来にとってとても大切なことです。そして、我々が願っていることは、これらの学校を大切に末永く使っていただきたいということ、これらの学校で勉強した子供たちが立派に成長し、ミャンマーの将来を支える人材に育ってくれることです。」と述べました。
カヤー州政府ソー・フー・フー電力大臣は「現在ミャンマーは発展に向けて教育に力をいれなければならない時期です。カヤー州でも新校舎建設、既存校舎の修繕、学校家具の整備等を行ってきました。ミャンマー政府が教育分野への改善に取り組んでいる中、このようにいい友人として支援をしていただき、日本政府と国民の皆様の真心に感謝いたします。ありがとうございます。」と謝意が述べられました。 今般支援では、ノワラウォー村落群小中学校に対し102,447米ドルの資金供与により、鉄筋コンクリート造1階建4教室の新校舎、学校家具が、ローダレー村小中学校には120,127米ドルの資金供与により、鉄筋コンクリート造1階建2教室3棟、トイレ1棟及び学校家具が整備されました。
日本政府は、今後も草の根・人間の安全保障無償資金協力により教育分野における支援を行っていく予定です。日本政府としては、こうした支援が二国間の友好関係の発展に繋がることを望んでいます。