「マンダレー市内における夜間外出禁止令に伴う注意喚起(その2)~外出禁止令対象地区の拡大~」(2014年7月7日)
大使館からのお知らせ
マンダレー市内における夜間外出禁止令に伴う注意喚起(その2)
  ~外出禁止令対象地区の拡大~
平成26年7月7日
在ミャンマー日本国大使館領事部
1.4日付報道によれば,4日午後,仏教徒男性の葬儀において騒動が発生。マンダレー地域パテインジー地区(マンダレー市北東郊に位置)にて,3日のマンダレー市内の暴動により死亡した仏教徒男性1名の遺体が火葬場へ搬送された際,1000人以上の群衆が集まり,棒を携えて武装した仏教徒の若者の一部が,周辺の回教徒の墓石,孤児院等を破壊した他,モスクへの放火を試みました。

2.右騒動発生を受け,4日,マンダレー地元当局は,3日付で発令されたマンダレー市内における午後9時~午前5時までの夜間外出禁止令の対象範囲をパテインジー地区にも拡大し,計7地区(アウンミェターズィー地区,チャンエーターズィー地区,マハーアウンミェ地区,チャンミャターズィ地区,ピィジーダゴン地区,アマラプラ地区,パテインジー地区)に発令したと発表しました。

3.7日付国営紙の報道によれば,一連の暴動に関し,地元警察は,殺人,放火等の罪で16名を逮捕し,また,夜間外出禁止令に従わなかったとして計346名を一時拘束した模様です。

4.つきましては,在留邦人の皆様におかれましては,不測の事態に巻き込まれることのないよう,マンダレー市内に滞在される場合には,引き続き以下の点につき十分な注意を払い,身の回りの安全対策及び危機回避に御留意ください。
(1)治安情勢につき最新情報の入手に努め,緊急時の連絡手段を確保する等,十分な安全対策を講じてください。
(2)デモや集会等,人が多数集まっている場所等には絶対に近づかず,その場から速やかに回避してください。
(3)集団が暴徒化した場合の標的となる可能性のあるモスク等の宗教施設,政府機関,軍・警察関連施設には可能な限り近づかないでください。