草の根・人間の安全保障無償資金協力によるバゴー地域ダイウー地区チャイサコー村小中学校(分校)引渡式典開催
  2014年7月15日、草の根・人間の安全保障無償資金協力によりバゴー地域ダイウー地区チャイサコー村小中学校(分校)の新校舎完成引渡式典が行われました。式典には、当館から徳永書記官が、ミャンマー側からはウー・コー・テイ バゴー地域国会代表、バゴー地方教育局副局長、ウー・ニェイン・トゥン・チョー ダイウー地区行政官、建設委員会テイン・ゾー・ウー委員長をはじめ多くの関係者や住民が出席しました。
引渡式典では、ウー・ニェイン・トゥン・チョー ダイウー地区行政官が小学校建設に関して日本政府と日本国民に感謝の意を述べ、「この支援により、小中学校の生徒達が満足して良質な環境で勉学に励むことが出来ると確信しております。」と述べ、教師達や生徒達に建設された校舎と学校備品を、よく管理し、持続的に使用していくよう伝達し、締めくくりました。
徳永書記官より、スムーズな学校建設の実施に対する謝辞が述べられ、「学校というのは未来を担う子どもたちへの教育の場であり、ミャンマーの発展にとって重要です。子どもたちには、学習の時間と遊びの時間の双方が必要であります。過去の日本の教育政策では、教育面に重きを置いていた時期がありましたが、この教訓に基づいて、日本政府は現在ミャンマーの教育行政を強化推進していくことを支援しております。これらの学校で勉強した子どもたちが立派に成長し、ミャンマーの将来を支える人材に育ってくれること、また、この学校支援により、本年で外交関係樹立60周年を迎える、日本及びミャンマーの友好関係が更に深まることを願っています。」と述べました。
今般支援では、チャイサコー村小中学校(分校)には草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)による100,544米ドルの資金供与により、鉄筋コンクリート造2階建6教室の新校舎、学校備品、トイレ及び渡り廊下が整備されました。
日本政府は、今後も草の根・人間の安全保障無償資金協力により教育分野における支援を行っていく予定です。日本政府としては、こうした支援が二国間の友好関係の発展に繋がることを望んでいます。