２０１４年９月１０日、草の根・人間の安全保障無償資金協力によりヤンゴン地域モービー地区クエッティッ小学校建設計画の新校舎完成引渡式典が行われました。式典には、当館から渡部二等書記官が、ミャンマー側からは、アウン・モー地区副行政官、キン・マウン・ジン地区教育局長をはじめ多くの関係者や住民が出席しました。

引渡式典では、キン・マウン・ジン地区教育局長が小学校建設に関して日本政府と日本国民に感謝の意を述べ、「生徒達や教師達は、新校舎の維持管理につとめ、学力が向上するよう勉学に励んでください。また、生徒達は日本人の規則を守ること、親切であること、勉学に励むことという良い習慣を取り入れてください。」と激励し、締めくくりました。

続いて、渡部書記官より、スムーズな学校建設の実施に対する謝辞が述べられ、「この学校は、ミャンマーの未来を担う子供たちへの日本からの贈り物です。日本国民は、学校の維持管理だけではなく、ミャンマーの発展のため勉学に励むことを望んでおります。」と述べ、ミャンマーと日本の友好関係が発展することを願い挨拶を締めくくりました。

今般支援では、草の根・人間の安全保障無償資金協力スキームに基づく、１１６，４３４米ドルの資金供与により、上記施設が整備されました。日本政府は、今後も草の根・人間の安全保障無償資金協力により様々な分野で支援を行っていく予定です。日本政府としては、こうした支援が本年外交関係樹立６０周年を迎える二国間の友好関係の発展に繋がることを望んでいます。