草の根・人間の安全保障無償資金協力による バゴー地域チャウチー地区レーポームー小中学校(分校)建設計画引渡式典の開催
 2015年7月20日、草の根・人間の安全保障無償資金協力により支援されたバゴー地域チャウチー地区レーポームー小中学校(分校)の引渡式典が行われました。
式典には、当館から鈴木一喜書記官が、ミャンマー側からは、ソウ・ジュビリー・サン・フラ・バゴー地域政府カレン族大臣、ベビー・オン・バゴー地域政府電力・産業省大臣をはじめ、建設委員会の委員長及び委員など多くの関係者や地域住民が出席しました。
引渡式典では、ベビー・オン大臣が、「ミャンマーにおいて学校建設は大切です。なぜなら、ミャンマーの未来を担う子どもたちを育てる場所だからです。私は、4年前レーポームー小中学校を訪問しました。その時、混雑した教室で勉強する生徒の姿や、仮設校舎で勉強している生徒の姿を目にしました。このような状況に対して、大きな支援をしてくれた日本の政府および国民の皆様に感謝いたします。レーポームー小中学校の皆さんは、この校舎を大切に使ってください。」と述べました。
続いて、鈴木書記官より、「プロジェクトの実現に向けて尽力されたレーポームー小中学校分校の方々や、建設に関わられた皆様に、心から感謝を申し上げます。生徒の皆さんには、この学校を大切に、末永く使って頂き、また、立派に成長して、ミャンマーの未来を支える人材に育ってほしいと強く願っています。そのためにも、この学校で、楽しく勉強し、いっぱい遊んでください。」と述べ、日本とミャンマーの友好関係が発展することを願い、挨拶を締めくくりました。
日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力スキームに基づき、92,035米ドルの資金供与を通じ、上記施設の整備を支援しました。日本政府は、今後も草の根・人間の安全保障無償資金協力により様々な分野で支援を行っていく予定です。また、こうした支援が二国間の友好関係の発展に繋がることを期待しています。