草の根・人間の安全保障無償資金協力によるシャン州ニャウンシュエ地区第2小学校建設計画建設計画引渡式典の開催
 2015年12月1日、草の根・人間の安全保障無償資金協力により支援されたシャン州ニャウンシュエ地区第2小学校の新校舎引渡式典が行われました。
式典には、当館から渡邉太郎書記官が、ミャンマー側からは、ウィン・ミン・シャン州政府イン族大臣、オウン・チョー・タン・タウンジー地区教育局長をはじめ、建設委員会の委員長及び委員など多くの関係者や地域住民が出席しました。
ウィン・ミン・シャン州政府イン族大臣は、「シャン州には2,000校を越える学校があります。一国の発展のため教育は最も重要なもので、私たちは学習環境を整えるために尽力してきましたが、まだ全てのニーズに応えることができていません。」と、国の発展における教育の重要性を訴え、同校の新校舎建設を支援した日本政府と日本国民への感謝の言葉が述べられました。
続いて、渡邉書記官より、「今回新校舎建設を支援できたことを嬉しく思います。今後この校舎で学ぶ児童たちが、ミャンマーの将来のリーダーになることを期待しています」と述べ、日本とミャンマーの友好関係の発展を願い、挨拶を締めくくりました。
日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力スキームに基づき、127,142米ドルの資金供与を通じ、上記校舎の建設を支援しました。日本政府は、今後も草の根・人間の安全保障無償資金協力により様々な分野で支援を行っていく予定です。また、こうした支援が二国間の友好関係の更なる発展に繋がることを期待しています。

引渡式典にて新校舎の完成を喜ぶ児童たち