草の根・人間の安全保障無償資金協力による チン州ハカ地区チンウーズイー小中学校(分校)建設計画、 及びザガイン地域カレー地区カンウー村小中学校(分校)建設計画、 引渡式典の開催
 2016年3月18日及び19日に、草の根・人間の安全保障無償資金協力により支援されたチン州チンウーズイー小中学校(分校)及びザガイン地域カンウー村小中学校(分校)の引渡式典が行われました。
式典には、当館から大滝祥生書記官が、ミャンマー側からは、ホン・ンゲ・チン州首相、ゾ・ブゥイ・チン州議会議長、バ・マウン・チン州社会福祉省大臣、キン・テッ・トゥ・ザガイン地域教育局副局長、アウン・ゾー・モー・カレー地区行政官、ティッ・ティッ・カレー地区教育局副局長をはじめ、教師、児童・生徒、建設委員会の委員長及びメンバーなど多くの関係者や地域住民が出席しました。
 チンウーズイー小中学校(分校)の式典では、バ・マウン・チン州社会福祉省大臣が、「日本政府と日本の国民がチン州でこれまで20校の学校建設を支援して下さったことに対し、チン州の人々を代表して感謝を申し上げます。チン州の将来を担う人材育成のため、児童・生徒の創造性や問題解決力を伸ばす教育を行っていきます」と述べました。
続いて、大滝書記官より、「今回初めてチン州を訪れました。この新校舎がチン州の人々の生活の改善に寄与し、また、ここで学ぶ児童・生徒が将来のチン州やミャンマーのリーダーになることを願っています」と述べ、ミャンマーと日本の友好関係が発展することを願い、挨拶を締めくくりました。
日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力スキームに基づき、414,571米ドルの資金供与を通じ、上記2施設の整備を支援しました。日本政府は、今後も草の根・人間の安全保障無償資金協力により様々な分野で支援を行っていく予定です。また、こうした支援が二国間の友好関係の発展に繋がることを望んでいます。