
8月20日、「第18回日本語スピーチコンテスト」の最終競技会がヤンゴンで開催されました(当館及びミャンマー元日本留学生協会(MAJA)主催、国際交流基金助成、ミャンマー日本商工会議所(JCCM)、ヤンゴン日本人会及び日本ミャンマー協会協賛)。当日は49名の応募者の中から一次審査を通過した13名が参加し、熱戦が繰り広げられました。家族との思い出から将来の夢、日本の文化や技術、さらには社会問題に至るまで、さまざまな内容のスピーチが披露され、会場は大いに盛り上がりました。
全員のスピーチ終了後、審査員による厳正な審査を経て、上位3名の入賞者と敢闘賞が発表されました。入賞者とスピーチのテーマは以下のとおりです。
第 1 位 Ms. Khaing Sapai Sint 「真心」医科大学の学生であるKhaing Sapai Sintさんは、これから医者として患者と向き合っていく上での姿勢について、日本のドラマの影響を大きく受けたというスピーチを披露しました。スピーチは自然で流暢でありながら、言葉の端々、スピード、話し方などから、本人の温かい気持ち「真心」が伝わってきたとして、全ての審査員から高い評価を受けました。
表彰状が樋口大使より、副賞が井土日本人会会長より、日本往復航空券が大場日本ミャンマー協会事務局長より、それぞれ贈られました。
また、今回1位となったことにより、今秋東京で開催される、ASEAN各国のスピーチコンテスト成績優秀者が集まるプログラムへの、ミャンマー代表としての参加資格を獲得しました。 。
第 2 位 Ms. Thet Hnin Paing Soe「涙の意味」色々な日本語の本を読んで身につけた様々な日本語表現を使いこなし、聴き心地のよいスピーチを披露しました。審査員からは、「これからもたくさん涙を流して、豊かな人生を送って下さい」というコメントもあり、高い評価を受けました。
表彰状が樋口大使より、副賞が中川JCCM会長よりそれぞれ贈られました。
第 3 位 Ms. Khaing Zin Phyo Wai「私の望み」自身の家族・日本語勉強の経験を自分の言葉でうまく表現したスピーチを披露しました。規定時間への対応もその場で上手に対応したことから、身につけた日本語力の高さを評価する審査員コメントもありました。
表彰状が樋口大使より、副賞がジンマオー・前ヤンゴン外国語大学日本語学科長よりそれぞれ贈られました。
敢闘賞 Ms. Ngu War Kyaw Oo「勉強というのは」自身が日本語を勉強している過程で見つけた勉強方法を自分なりに客観的に分析して説明しました。表情やジェスチャーも豊かで、審査員に好印象を与えました。
表彰状が樋口大使より、副賞がシーシーシェインMAJA会長よりそれぞれ贈られました。
来年も、多くの方の参加をお待ちしております。