草の根・人間の安全保障無償資金協力による カレン州パアン地区2ヶ村地域補助保健センター建設計画、 及びカレン州パアン地区エインドゥー幼稚園建設計画 引渡式典の開催

2016年12月7日及び8日に、草の根・人間の安全保障無償資金協力により支援されたカレン州パアン地区2ヶ村地域補助保健センター建設計画及びカレン州パアン地区エインドゥー幼稚園建設計画の引渡式典が行われました。

 式典には、当館から東秀明書記官が、ミャンマー側からは、ティン・ウィン・チョー・カレン州政府社会福祉省大臣をはじめ、建設委員会の委員長及び委員などの関係者や多くの地域住民が出席しました。

 2ヶ村地域補助保健センターの引渡式典では、ティン・ウィン・チョー・カレン州政府社会福祉省大臣が、「パアン地区にある92の地域補助保健センターのうち、30箇所のセンターには適切な施設や医療機材が無く、運営が困難な状況にあります。したがって、職員は、民家で住民への医療サービスを行っています。本日、日本政府の支援で地域補助保健センター2棟と職員寮が整備されました。日本政府と日本の方々に感謝いたします。この施設は、私たちの医療・衛生環境を飛躍的に改善してくれることでしょう。」と述べました。

 続いて、東書記官より、「パアン地区の医療・衛生環境の向上に寄与することができ、とても嬉しく存じます。この支援が、住民の皆さんの健康的な生活に末永く貢献することを切に願います。」と述べ、ミャンマーと日本の友好関係が発展することを願い、挨拶を締めくくりました。

 日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力スキームに基づき、200,023米ドルの資金供与を通じ、上記2事業を支援しました。日本政府は、今後も草の根・人間の安全保障無償資金協力により様々な分野で支援を行っていく予定です。また、こうした支援が二国間の友好関係の発展に繋がることを望んでいます。