大都市圏における攻撃等の可能性への注意喚起について
                                                            平成29年9月6日                                                  
                    在ミャンマー日本国大使館・領事班

1  9月5日、ミャンマー国家最高顧問府から声明が発出され、概要は以下のとおりです。
(1)ネーピードー,ヤンゴン,マンダレーなどの大都市における民間人に対する爆弾テロの準備に関するニュースが注目されているが, この攻撃の目的は、ラカイン州北部での活動に対し,国際的な注目、支援を得ることである。
(2)政府は既に、全国の政府関係者にセキュリティ警告及び指示を出している。民族的・宗教的緊張や国民の不安を煽るため,テロ攻撃が行われる可能性があるという事実に注意を払う必要がある。
(3)疑わしい人物、活動、または不正行為を察知した場合、近隣の行政当局または警備隊員に通報するよう要請する。また、テロ攻撃の脅威を利用して民族的・宗教的緊張を高めようと扇動する者に対し、警戒する必要もある。
全国の平和と安定を維持するための政府の努力に協力するよう要請する。

2 つきましては当国に滞在される方は,テロ等の不測の事態に巻き込まれることのないよう,具体的に以下の対応に努めてください。
(1)最新の関連情報を入手する。
(2)不審な状況を察知した場合には,速やかにその場から離れる。必要のない限り,軍,警察等治安当局施設(含む車両)には近づかない。
(3)デモ・集会が行われている場所には,近づかない。移動中に集会等に遭遇した場合には,速やかにその場から離れる。

3 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html
また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,「たびレジ」に登録してください。
(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/#参照)

4 テロ・誘拐対策に関しては,以下も併せて御参照ください。
(1)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(パンフレットは,http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載。)