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1.11月7日,首都ネーピードーにおいて,「日ミャンマー共同イニシアティブ(フェーズ2)」第7回会合が開催されました。
2.冒頭,タウン・トゥン投資・対外経済関係大臣,ソー・ウィン計画財務大臣及び丸山駐ミャンマー日本国特命全権大使から挨拶があった後,両国政府及び民間企業関係者が,ミャンマーにおけるビジネス・投資環境整備に関する事項について議論を行いました。
3.今回の会合では,昨年11月の前回会合以降進めてきた「輸出入」,「自動車・交通」,「税務」,「金融・保険」,「労務」等の各分野における議論と成果について報告があり,その後,それぞれの事項について,出席者による活発な議論が行われました。
4.前回会合以降の主な成果として,保険業の外資開放,中央銀行による拘束預金の解除,プロジェクトバンクの創設等が確認されました。また,日本側の問題提起を受けて,ソー・ウィン計画財務大臣及びセッ・アウン計画財務副大臣からは,更なる行政手続の透明化・標準化に向けた検討等,ミャンマー政府として投資環境改善に向けた努力につき前向きな姿勢が示されました。
5.残された課題について今後も議論を継続し,明年に次回総会を開催することが確認されました。日本政府としては,ミャンマーの投資・ビジネス環境の整備に向け,日本の民間企業と協力しつつ,今後も尽力する考えです。
(参考)「日ミャンマー共同イニシアティブ(MJJI)」MJJIは,2013年に開始されたミャンマーにおける投資・ビジネス環境改善のための取組を両国の官民関係者で議論する枠組です。2016年のNLD政権発足後には,フェーズ2として,取組を更に拡大・強化し,総括的な議論を行う全体会合に加えて,現在,「輸出入」,「自動車・交通」,「税務」,「金融・保険」,「労務」,「ビジネス環境」の6つの作業部会で構成し,それぞれの分野でミャンマーの投資・ビジネス環境整備について具体的かつ実務的な議論を行っています。
