マグウェイ総合病院の建屋引渡式典
2020年11月27日

1 11月27日、供与額22億8,100万円(約22百万ドル)の無償資金協力「マグウェイ総合病院整備計画」で建設した病棟の引渡式典が、ミン・トゥエ保健・スポーツ大臣、アウン・モー・ニョーマグウェイ地域首相、田公和幸在ミャンマー日本国大使館参事官、阪倉章治JICAミャンマー事務所長出席の下、オンラインで行われました。

2 マグウェイ地域では、5歳未満児死亡率が全国平均よりも高い状況にあり、またマグウェイ総合病院の施設・機材の破損や老朽化が進み、更に病床数の不足により病床占有率も100パーセントを超え、患者の療養環境は劣悪であるという課題がありました。

3 この新病棟は、産婦人科、新生児ユニット、救急の機能強化を主な目的として建設されたもので、これまで抱えていた病床不足も解消し、同病院のマグウェイ地域の中核病院としての機能を更に強化し、地域住民の生活改善に大きく寄与するものです。今後、新病棟の建設に続き、同病院に対し医療機材の供与が行われます。

4 日本政府は、新型コロナウイルス感染症対策支援と並行して、ミャンマーの国民一人一人がより質の高い医療保健サービスを受けられるよう、引き続き、国内の医療環境整備に取り組んでいきます。