新型コロナウイルス感染症(ミャンマー国内での新たな陽性患者の発表)(2020.3.28)


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2020年3月28日

1 28日午前0時15分,当地保健・スポーツ省が,同省のFBページにて,英国への渡航歴があるミャンマー人男性1名,フランス人旅行客に同行したミャンマー人女性ツアーガイド1名,バンコク経由で入国したスイス人女性1名の計3名から,新型コロナウイルスの陽性反応が出た旨発表したところ,概要以下のとおりです。

(1)3月27日夜,ヤンゴンの国立保健所(NHL)での検査の結果,経過観察の患者3名の検体からCOVID-19のウイルスが確認された。

(2) ミャンマー国内での6人目の感染者
(ア)ヤンゴン地域インセイン地区の29歳のミャンマー人男性は,ミャンマー国内での3人目の感染者と共に,バルバドス,英国及びタイから,3月21日にミャンマーに入国したため,3月26日からヤンゴンのウェバギ病院で行動制限の上、経過観察となっていた。
(イ)当該患者の検体を3月26日に採取し,NHLに送り検査したところ,3月27日に出た結果で,COVID-19のウイルスが確認された。

(3) ミャンマー国内での7人目の感染者
(ア)ヤンゴン地域のバハン地区に住むツアーガイドを務める60歳のミャンマー人女性は,3月25日から咳,嘔吐の症状が出たため,3月26日,ヤンゴン総合病院で診察を受けたところ,強い肺炎の症状が見られたので,経過観察として隔離の上,集中治療を受けていた。
(イ)当該患者は,過去14日間における海外渡航歴はないが,フランス人旅行客らに,ガイドとして同行していた。3月26日に,当該患者の検体を採取し,NHLに送り検査したところ,3月27日に出た結果で,COVID-19のウイルスが確認された。

(4) ミャンマー国内での8人目の感染者
(ア)58歳のスイス人女性は,3月17日にスイスのジュネーブを出て,バンコクを経由で3月18日にネーピードー国際空港に到着し,ネーピードーのホテルで隔離されていたところ,3月22日に発熱,咳,下痢の症状を感じ,3月26日,ネーピードー総合病院(病床数1000床ネーピードー総合病院)で治療を受けた。
(イ)当該患者から,3月26日に検体を採取し,NHLに送り検査したところ,3月27日に出た結果でCOVID-19のウイルスが確認された。
(ウ)なお,当該患者は,3月13日,スイスで,COVID-19の感染が確認されている父親と2時間接触していた。

(5) 上記患者3名は各々の病院で隔離の上,治療を受けており,健康状態は良好である。

(6) ミャンマー国内において,COVID-19のウイルスが確認された患者が見つかっているため,当該患者らとの濃厚接触者を探し出し,行動制限をし,経過観察している。国民として,保健省が発表しているCOVID-19予防に関する案内を的確に遵守するよう奨励する。

2 咳エチケットや手洗い等を心掛け,体調管理には十分留意して下さい。また,引き続き最新情報の入手に万全を期すとともに,デマや噂をうのみにすることなく,慎重に行動願います。

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■ 問い合わせ先:在ミャンマー日本国大使館領事部
 電話:95-1-549644~8
 FAX:95-1-549643
 メール:ryoji@yn.mofa.go.jp