日本政府によるミャンマー政府への医療機材の供与
                                       
在ミャンマー日本国大使館
令和3年1月25日
  1. 1月25日、田公和幸在ミャンマー大参事官から保健・スポーツ省に対して、供与額5.18百万米ドルの無償資金協力の一環として、UNOPSを通じて調達した新型コロナウイルス感染症対策のための医療機材の引渡しが行われました。引渡式は国立保健研究所(National Health Laboratory)で行われ、テイ・テイ・ティン保健省局次長及びジャン・フランソワ・ロランUNOPSミャンマー事務所副代表の参加がありました。

  2. 今回引渡しを行った機材は、医療廃棄物処理装置10台、遠心分離機3台、滅菌器4台であり、ミャンマー国立保健研究所、公衆保健研究所及び各地の国立病院での使用に供されます。

  3. 日本政府は、 質の高い医療機材を供与する無償資金協力事業(供与額5.18百万米ドル)を通じて、これまでに全自動PCR検査機、PCR検査機用のラップトップパソコン、PCR検査キット、検査試薬(RNA精製・解析キット、分子生物学用試薬)、ICU施設用の無停電電源装置及び医療施設用発電機を国立保健研究所や国立病院等へ引き渡しました。今後も、救急車、検査キット、移動式X線装置、医療用モニターやパルスオキシミーター等を調達し、順次、ミャンマー政府に引渡しを行っていく予定です。

  4. 日本政府としては、新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、ミャンマーの国造りと国民のために様々な分野での支援を今後も積極的に行っていきます。