【緊急情報】(2021.2.1)


【緊急情報①】
  2月1日早朝、ヤンゴン地域、ネーピードー管区を含むミャンマー全土で、NLDの政府閣僚、議員、党員が多数拘束されました。
  現時点で一般の人々を巻き込む動きは見られていませんが、不測の事態に備え、現時点で不要不急の外出を控えるようにお願いいたします。


【緊急情報②】
  本1日午前8時30分、国軍放送局「ミャワディ」が大統領府命令を発表し、憲法第417条及び418条の国家緊急事態宣言の規定に基づき、国の司法・立法・行政の権限が大統領から国軍司令官に委譲され た旨発表しました。
  今後の状況について大使館として引き続き情報収集に努めますが、引き続き不測の事態に備え、不要不急の外出を控えていただきますようお願いします。
  なお、上述の大統領令発表において、昨年11月の総選挙で国軍等が有権者名簿の誤りを指摘したにも拘わらず、政府及び連邦選挙管理委員会は見直しを行わず、また議会を当初の予定通り開催しようとしたことは、民主主義に対する重大な違反であり、憲法第417条及び418条の国家緊急事態宣言を発表した、この措置は同規定に基づき一年間の法的拘束力を有する旨説明しています。


【緊急情報③】
  本2月1日11時15分、国軍放送局は、ネーピードーで、ミン・アウン・フライン国軍司令官がミン・スエ臨時大統領(軍人選出の副大統領)他と協議を行った旨発表しました。その中で、国軍として2008年憲法の規定を尊重・遵守し、国家の権限を臨時大統領に委譲し、本日から政権を始動すること、緊急事態宣言に基づき自由で公正な総選挙を実施し、選挙で勝利した政党に国家の権限を委譲する旨述べました。追加情報等あれば随時お伝えします。
  なお、これまでのところ、一般の人々を巻き込む動きは見られていませんが、これまでお伝えしているとおり、引き続き不測の事態に備え、不要不急の外出を控えていただくようお願いします。