日本政府によるミャンマー政府への医療機材の供与
令和2年10月28日

1 10月28日、供与額5.18百万米ドルの新型コロナウイルス感染症対策のための医療機材を供与する無償資金協力でUNOPSを通じて調達した医療機材が国立保健研究所(National Health Laboratory)が到着しました。

2 今回引渡しした機材は、全自動PCR検査機及びPCR検査機用のラップトップパソコンであり、丸山市郎駐ミャンマー日本国大使から、ゾー・タン・トゥン保健・スポーツ省医学研究局長(Professor Zaw Than Tun, Director General, Department of Medical Research)に対して引渡しが行われました。

3 本支援は、日本政府として、ミャンマー政府による新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の取組を支援すべく、UNOPSを通じて、質の高い医療機材を供与する無償資金協力事業(供与額5.18百万米ドル)の一環で、調達した医療機材を順次ミャンマー政府に供与しています。

4 本支援を通じて、これまでにPCR検査キット、検査試薬(RNA精製・解析キット、分子生物学用試薬)、ICU施設用の無停電電源装置及び医療施設用発電機を国立保健研究所や国立病院等へ引き渡しました。今後も、救急車、医療廃棄物処理装置、遠心分離機、滅菌機等を調達し、順次、ミャンマー政府に引渡しを行っていく予定です。

5 日本政府としては、新型コロナウイルス感染症対策だけでなく、ミャンマーの国造りと国民のために様々な分野での支援を今後も積極的に行っていきます。