2011年
柔道ジャパン・カップを開催しました
12月6日、7日の両日、ミャンマー柔道連盟と日本大使館の共催、ヤンゴン日本人商工会議所の協賛により柔道ジャパン・カップがヤンゴン市テインピュー屋内競技場にて開催されました。この大会には、7チームから112名が参加し熱戦が繰り広げられました。
接戦の結果、男女の敢闘賞はトゥヤ・ゾーさんとエイ・マーラーさんが、男女の最優秀選手賞はカップ・チー・パウンさんとイ・ピュー・シンさんがそれぞれ獲得しました。
表彰式では、 JCCY 花総務委員長より敢闘賞および最優秀選手賞の授与が行われました。 JCCY の協賛により、敢闘賞受賞者にはデジタルカメラが、最優秀選手賞受賞者には21インチ型テレビが提供されました。最後に最も多くのメダルを獲得した工業省チームに、齊藤大使よりジャパン・カップ優勝杯が授与されました。
日本大使館としては、この大会開催がミャンマーにおける日本の伝統スポーツである柔道の普及と日本とミャンマーの友好関係の更なる発展に繋がることを期待しています。
ギタメイト音楽センターによる日本音楽紹介コンサート
11月15日、ギタメイト音楽センターによる日本音楽紹介コンサートが大使館アセンブリーホールで開催されました。
ギタメイト音楽センターは日本大使館と共に、日本音楽紹介コンサートをはじめとして、音楽を通じた日本との交流を図っています。例えば、 2009 年の日メコン交流年には、東アジア青少年大交流計画 ( JENESYS Programme ) により日本を訪問し、日メコン交流年オープニングセレモニーで、ミャンマー音楽や舞踊を披露しました。
このコンサートは 4 回目となりますが、今回は初めて、ヤンゴン市内の孤児院や僧院学校付属小学校などから招待した子供たちを対象にして、ミャンマーの子供たちに日本音楽に触れる機会となることを願って開催されました。コンサートでは、合唱曲のみならず、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの合奏曲や、ギタメイト音楽学校の子供たちによる演奏も披露され、 200 人近い子どもたちが、幅広い音楽を楽しみました。
大使館としましては、ミャンマーの子供たちが、音楽を通じて日本文化への関心を高め、両国の交流が深めることを期待しています。
沖縄・ミャンマー舞踊公演
10月29日(土),ヤンゴン国立劇場において,日本大使館及びミャンマー文化省共催による沖縄・ミャンマー舞踊公演が開催されました。公演には900名近くの観客が訪れました。
沖縄は,日本の最南端に位置し,美しい自然に恵まれ,日本の中でも独特で大変華やかな文化を持つ地域です。今回ミャンマーを訪れた沖縄舞踊団は,NPO沖縄文化民間交流協会により組織された舞踊団で,既に世界の延べ38カ国,58都市で公演をしています。
今回の公演には,ミャンマー国立文化芸術大学の学生達も出演しました。公演では,沖縄とミャンマーそれぞれから,伝統的な宮廷舞踊や民衆によるお祭りの踊りなど様々な舞踊や音楽が紹介されました。公演の最後には,ステージの上で,沖縄の舞踊家とミャンマー舞踊家が皆一緒に踊っただけでなく,会場の観客も巻き込んだ楽しい踊りとなりました。
今回の公演では,日本の沖縄地方の文化を皆様に紹介できただけでなく,ミャンマーの皆さんとの文化交流と友好関係強化の大変楽しい機会であったと考えます。
日本舞踊・民謡公演 / 日本食紹介
日本大使館主催、ヤンゴン日本人会協力による日本舞踊・民謡公演が 10 月 22 日ヤンゴン市内のパークロイヤルホテルで開催されました。
このイベントは、東日本大震災に際してミャンマーの人々から日本に送られた御支援への感謝とともに、日本の震災復興を着実に歩んでいることを示すために企画されたものです。
公演では、国際交流舞踊クラブおよび民謡梅若会の皆様が、様々な日本舞踊や東北地方の民謡などを披露しました。また、ジョージ・サン・トゥン氏によるいけばなや、 JENESYS 同窓会の方々が日本へ希望・祈り・元気を届けるために撮影した写真も展示されました。また、公演の終了後には、防災に因んだ紙芝居のほか日本食・日本酒の試食も供され、総勢 460 名の来場者で会場は熱気に包まれました。
この公演を契機に、日本とミャンマーの友好関係は勿論、日本の震災復興が益々力強く進むことが期待されます。
写真俳句コンテスト授賞式を開催しました
9月30日 大使公邸にて写真俳句コンテスト授賞式を開催しました。
俳句は日本で生まれた世界一短い詩であり、短い詩でありながら心象を細やかに読むことができる特徴を持っています。最近では写真に俳句を添える現代的な表現方法も生まれ、日本ではこの新しい表現方法による作品が多く作られるようになっています。
写真俳句コンテストは、昨年に引き続いて 2 回目の開催で、今回初めて日本語部門が設けられました。今回のコンテストは、 7 月 22 日から 8 月 14 日まで開催された巡回写真展「自然に潜む日本」の展示作品を課題写真として実施しました。 87 点の応募作品の中から選ばれたミャンマー語・日本語部門それぞれの最優秀作品および優秀作品は以下の通りです。
日本語部門
最優秀作品
情の根 英雄の源 古代念 ヤダナー・エイプリル
(Provisional translation) Roots of emotion, rise of hero, spirit of ancient Yadana April
優秀作品
いつみのる いまはかれくき とおくまち エーエー・タン
(Provisional translation) When will the vine bear fruit, being still withered, with earnest desire Aye Aye Than
かげのした しぜんのみやげ こいどかな サン・トーダー
(Provisional translation) Ander the shadow, the blessings of nature, a small well San Thaw Dar
ミャンマー語部門
最優秀作品
တက္ဆင္းျဖတ္သန္းၾက ေျခရာခ်င္းလည္းထပ္ခဲ့ရ ဘဝမ်ားလိုပ လြင္မာသန္ ့
(仮訳)昇り降り 足跡重なる 輪廻転生 ルウィン・マー・タン
優秀作品
ေလာကဒဏ္မေၾကာက္ ႏွင္းေတြၾကားမွာထင္း႐ူးေပါက္ စိတ္ထားခပ္ေျမႇာက္ေျမႇာက္ ရဲႏိုင္ထြန္း
(仮訳)自然恐れず 雪の間に松 気高く高く イエ・ナイン・トゥン
ပင္လယ္ထဲကၽြန္းေရာက္ ေသျခာျပန္ၾကည့္ေနာက္တစ္ေခါက္ သဲျပင္ထဲကေက်ာက္ ေအာင္ကိုကိုခိုင္
(仮訳)海上の島 振り確かむれば 砂中の岩 アウン・ココ・カイン
大使館としては、写真俳句を通じて、ミャンマーの方々が日本文化への理解と関心を深められることを期待しています。
日本映画祭2011の開催(マンダレー/ヤンゴン)
8 月 27 ~ 30 日マンダレーのウィンライト・シネマ、 9 月 3 ~ 6 日ヤンゴンのネーピードー・シネマにて日本映画祭が開催されました。この日本映画祭は、今年 3 月の初めてのネーピードーでの開催に続いて行われる予定でしたが、東日本大震災のために延期されていたものです。
日本映画祭は、在ミャンマー日本大使館と国際交流基金の共催により毎年実施されているものです。第12回となる今回の映画祭では、フィンランドで日本食レストランを経営する日本人女性を描いた『かもめ食堂』、アニメ『時をかける少女』、人の心の苦痛を和らげようとする若者の群像を描いた『包帯クラブ』、著名な俳優真田広之さん主演の時代劇『たそがれ清兵衛』が上映されました。
マンダレーでは浸水被害が出ている最中にも関わらず多くの方々に来場頂きました。また、ヤンゴンでは連日満席になるほどの方々に日本映画を楽しんで頂きました。
日本大使館は、今後も日本映画祭の開催し、日本映画を通してミャンマーの人々に日本の風習や文化を紹介していく予定です。
浮世絵レクチャー・デモンストレーション
8月23日,日本大使館アセンブリーホールにおいて,日本から浮世絵(日本の伝統的な木版画)専門家を招いて国際交流基金及び日本大使館の共催による浮世絵レクチャー・デモンストレーションを開催しました。当日は,アーティストや日本語学習者など多くの方々に集まっていただきました。
参加を希望してご連絡頂いたにもかかわらず,会場のキャパシティーの問題からご来場頂けなかった多くの方々に対しては,大変申し訳なく思います。
講師は,高橋工房を六代目として継承した版元(はんもと)の高橋由貴子(たかはし・ゆきこ)さんが勤めました。高橋さんは,浮世絵の歴史などについて詳しく説明して下さいました。摺り師(すりし)の平井恭子(ひらい・きょうこ)さんは,葛飾北斎(かつしか・ほくさい)の神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)
の摺りをデモンストレーションして下さいました。また、会場には,様々な浮世絵や浮世絵の道具などが展示されました。
また,8月22日には,ミャンマー国立文化芸術大学の学生を対象としたワークショップを開催し,学生達は,高橋さんからの浮世絵の説明を聞いた他,簡単な浮世絵版画の制作を楽しみました。
今回の事業では,浮世絵という日本の伝統的な美術工芸をミャンマーの方々に見て頂き,体験して頂くことができました。大使館としては,今後も日本の伝統文化に触れて頂く機会を提供していきたいと考えています。
巡回写真展「自然に潜む日本」
7月22日,ギャラリー65(No.65 Yaw Min Gyi Road, Dagon Tsp, Yangon)において,国際交流基金及び日本大使館の共催による巡回写真展「自然に潜む日本」のオープニングセレモニーが開催されました。セレモニーには,文化省関係者,元日本留学生協会関係者,写真家,画家,ギャラリー関係者など70名近くが集まりました。セレモニーでは,竹内臨時代理大使より歓迎のスピーチがなされた後,写真展の背景について説明がなされました。
この写真展は,矢萩喜従郎(やはぎ・きじゅうろう)氏によるモノクロの写真85点により構成されています。矢作氏は,写真家としてだけでなく、グラフィックデザイン、家具デザイン、彫刻、建築なども手がけており、その作品は世界の多くの美術館に所蔵されています。
今回の写真を撮るために、矢作氏は日本全国2万キロを旅しました。彼は、撮影旅行の中で、様々な「自然」の風景に出会います。矢作氏は、撮影旅行を「自然に潜む日本の脈々と連なる底辺までをも探る貴重な行脚だった」と締めくくっています。
写真展は8月14日まで開催されています。多くの方にギャラリーまで足を運んでいただき、矢作氏の写真から「潜む日本」を感じとっていただければ、嬉しく思います。
*なお,日本大使館では,この写真展の写真を題材として「写真俳句コンテスト」も開催しています。コンテストの詳細については,大使館広報文化班までお電話いただくか、ギャラリーにて配布している申請用紙をご覧ください。
第12回 日本語スピーチコンテスト
6月25日、第6回日本文学翻訳コンテストの授賞式が、同日に開催された第 12 回日本語スピーチコンテストに併せて、ヤンゴン市内のホテルにて開催されました。
このコンテストは、3月20日にヤンゴンとマンダレー両都市で日本大使館主催、ミャンマー元日本留学生協会( MAJA )の協力、ヤンゴン日本人商工会議所( JCCY )の協賛により実施されたものです。
コンテストは初級、中級、上級と3つにレベルに分かれており、参加者は自らの日本語力に応じたレベルに挑戦しました。今年の翻訳課題作品は、初級は勅使河原蒼風の『花伝書』から「自然の目」、中級は志賀直哉の「清兵衛と瓢箪」、上級は井上靖の『本覚坊遺文』でした。
初級87名、中級60名、上級15名の合計162名の挑戦者の中から選ばれた受賞者は、下記の通りです。
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初級 |
中級 |
上級 |
第 1 位 |
ティリナイン |
チッスウェ |
テッテッモー |
第 2 位 |
テッテッウィンマウン |
キンヤモンルイン |
インミィントゥン |
第 3 位 |
タンタジン |
トゥトゥイン |
モンミャットゥ |
( 注 ) 授賞式での初級2・3位の発表には誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
協賛団体である JCCY の竹内会頭から、上級の第1位入賞者に SANYO の21インチ型テレビが、中級および初級の受賞者には SANYO のデジタルカメラが、賞品として授与されました。また、協力団体である MAJA からも各級 2 位の受賞者にデジタルカメラなどの賞品が提供されました。
日本大使館は、今後も日本語学習者の目標となるような行事を企画し、日本語能力の向上に向けた支援を行って行きたいと考えています。
第12回 日本語スピーチコンテスト
6月25日にヤンゴン市内のホテルにおいて、日本大使館とミャンマー元日本留学生協会 (MAJA) の共催、ヤンゴン日本人商工会議所 (JCCY) 協賛で第12回日本語スピーチコンテストを開催し、凡そ 250 名の方に御来場頂きました。
全国から応募した日本語学習者40名の中から、第一次予選を通過した15名がコンテストに挑みました。スピーチのテーマは自由で、発表者はそれぞれ自分自身の経験や考えに基づいて幅広いテーマのスピーチを行いました。 5 分間のスピーチは非常に難しいものですが、質疑応答のセッションでは、審査員と発表者とのユニークなやり取りが発表者と会場を和ませました。
コンテスト終了後、間もなく審査結果が発表され、受賞者の名前が読み上げられると、観客は大きな祝福を送りました。「不可欠なもの」のテーマで、国の発展における知識や教育の重要性についてスピーチしたチッ・ス・ウェさんが第一位を受賞しました。その他の受賞者とスピーチのテーマは以下の通りです。
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受章者氏名 |
テーマ |
第 1 位 |
チッ・ス・ウェ |
不可欠なもの |
第 2 位 |
アウン・チョウ・ソウ |
心の幸せ |
第 3 位 |
チョウ・ジン・タウン |
夢 |
敢闘賞 |
ダジン・リン・トゥン |
おこりますよ~ |
授賞式では、第1位の入賞者に SANYO の21インチ型テレビが協賛団体であるJCCYの竹内会頭より授与されました。共催団体である MAJA からも 2 位の受賞者にデジタルカメラが授与されました。また、全ての受賞者は、今後、優秀な日本語学習者を対象にした日本での研修プログラムの候補者として優先的に推薦されます。
日本大使館としては、日本語学習者の方々にとって目標の一つとなるように日本語スピーチコンテストを引き続き開催していきます。
日本語学習者の集い:俳句入門
5 月 13 日 日本大使館主催で日本語学習者の集い:俳句入門講座を開催しました。俳句は日本で生まれた世界一短い詩であり、短い詩でありながら心象を大きく読むことができる特徴を持っています。今回の集いには、ヤンゴン市内の日本語学校から日本語学習者や日本語教師ら 136 名 が 参加しました。
この集いでは広報文化班の佐藤雅子書記官が冒頭の挨拶で 3 月 11 日に発生した東日本大震災について説明し、震災の犠牲者に 1 分間の黙祷が捧げられました。
続いて、イエルイン(イエミャルイン)職員により俳句についての講義がなされた後、参加者たちは 10 グループに分かれてワークショップを実施しました。ワークショップでは参加者が自ら俳句を詠んだ後に、グループ内で最良の作品を選び、各グループの代表者が選んだ作品を披露しました。 10 グループの代表作品の中から下記の 3 作品が優秀作品に選ばれました。
ေလေတြကယိမ္းႏြဲ႕၊ ဖားေအာ္သံကဟိန္းကာထြက္၊ မိုးဦးညအိပ္မက္။ (そよかぜや 蛙が歌う 雨夜の夢)
サウン・リン・アウン(かがやき日本語学校)
ေရႊဖားေအာ္သံစီ၊ ေရာင္စံုထီးေတြလႈပ္ရွားသည္၊ ၀ ႆန္ဦးရာသီ။ (蛙の声 傘色揺れる 雨の季節)
ピュ・ピュ・タン(マノウラマ僧院語学学校)
ေဖြးျဖဴျဖဴစံပါယ္၊ မိုးဖြဲေတြနဲ႕ေရာရွက္ႏြယ္၊ ျမက္ခင္းစိမ္းစိုတယ္။ (茉莉花の白 雨粒と交じ 芝生潤う蒼)
ゲイン・チャン(ダマラキタ僧院語学学校)
大使館としては、この日本語学習者の集いを通して、日本語を学ぶ人々がより日本への理解と関心を深められることを期待しています。
日本映画祭2011 ネーピードー開催
2011年3月12日・13日、ネーピードー市アウンダピェ映画館にて日本映画祭が開催されました。日本映画祭は、在ミャンマー日本大使館と国際交流基金の共催により毎年実施されています。今回の開催は第12回となり、これまで日本映画が上映されたことがなかったネーピードーにおいては、今回が初めての映画祭開催となりました。
上映に先立ち、斎藤大使が冒頭の挨拶を述べ東日本大震災について説明を行った後に、震災の犠牲者に1分間の黙祷が捧げられました。
この映画祭では、初日にフィンランドで日本食レストランを経営する日本人女性を描いた『かもめ食堂』とアニメ『時をかける少女』、二日目に人の心の苦痛を和らげようとする若者の群像を描いた『包帯クラブ』と世界的に有名な俳優真田広之氏主演の『たそがれ清兵衛』が上映されました。
ネーピードーに続いて開催を予定していたヤンゴンとマンダレーでの映画祭は、地震で被災された方々の状況を考慮して延期されました。延期日程は、現時点では決定されていません。
日本大使館は、今後も日本映画祭の開催し日本映画を通してミャンマーの人々に日本の風習や文化を紹介していきたいと思っています。
第6回 日本文学翻訳コンテストの開催
3月20日、ヤンゴンとマンダレー両都市で日本大使館主催、ミャンマー元日本留学生協会の協力、ヤンゴン日本人商工会議所協賛により第6回日本文学翻訳コンテストが実施されました。
本コンテストは初級、中級、上級と3つにレベルに分かれており、参加者は日本語能力に適したレベルに挑戦しました。今年の翻訳課題作品は、初級は勅使河原蒼風の「自然の目」、中級は志賀直哉の「清兵衛と瓢箪」、上級は井上靖の「本覚坊遺文」でした。
このコンテストは、日本語とミャンマー語の両方の力が試される非常に難しいコンテストですが、ヤンゴンで96名、マンダレーで66名の合計162名が、それぞれ自分の日本語能力に適した作品の翻訳に挑戦しました。
受賞者の発表及び表彰式は、2011年スピーチコンテスト(開催時期未定)に併せて実施する予定です。日本大使館は、今後も日本語学習者の目標となるような行事を企画し、日本語能力の向上に向けた支援を行って行きたいと考えています。
空手道ジャパンカップを開催しました
2010年12月14日、15日の両日、ミャンマー空手道連盟と日本大使館共催、ヤンゴン日本人商工会議所協賛により空手道ジャパン・カップがヤンゴン市アウンサン競技場体育館にて成功裡に開催されました。当地で空手道ジャパン・カップは昨年の日メコン交流年に初めて開催されましたが、第2回目となる今大会は、2010年に日本政府の草の根文化無償資金が供与された空手器材を用いた初めての大会になります。
開会式では、ミャンマー空手道連盟ウィン・ゾー会長と斎藤大使の挨拶の後、ウィン・ゾー会長から斎藤大使に記念品が贈呈されました。
この大会には、合計153名の空手家が参加し、個人形、団体形、個人組み手、団体組み手の種目別で熱戦が繰り広げられました。ミャンマー各省庁及び管区・州代表チームなど合計18チームがシニア部門に参加したほか、今大会ではジュニア部門も初めて設けられました。
接戦の結果、男女の最優秀選手賞は、それぞれマイン・オリバー・インウァ・タウンルェさんとアウン・カンさんが獲得し、ヤンゴン日本人商工会議所・竹内副会頭からトロフィーと21インチ型テレビ・DVDのセットが男女の最優秀選手に授与されました。ジャパン・カップ杯は、スポーツ省女性チームと林業省男性チームが獲得し、斎藤大使とタウンタイッ・スポーツ体育局長よりジャパン・カップ優勝杯が授与されました。
日本大使館としては、この大会開催がミャンマーにおける日本の伝統スポーツである空手道の普及と日本とミャンマーの友好関係の更なる発展に繋がることを期待しています。
現代邦楽コンサート:KARIN & QUARTET
12月11日、在ミャンマー日本大使館及び国際交流基金の共催により、ヤンゴン市内のストランドホテルにおいて、日本からお越し頂いたKARIN QUARTETの皆さんによる現代邦楽コンサートが開催されました。
KARIN QUARTETは、25絃箏奏者のかりんさん、尺八の小濱明人(おばま・あきひと)さん、ピアノの石塚まみさん、パーカッションのAkira-sunriseさんの4名により構成されています。コンサートは、日本の伝統音楽に世界の音楽や現代の感性を取り入れた独創的で楽しいものでした。会場に詰めかけた700名以上の観客は、会場一体となって、音楽に合わせてかけ声をかけたり、手拍子をとったりしました。
また、KARIN QUARTETの皆さんは、翌12日、ギタメイト音楽学校でワークショップを実施しました。ワークショップでは、日本の伝統的な音色と現代風にアレンジされた曲の違いを聞き比べた他、ワークショップ参加者全員でそれぞれの楽器を使って一つの音楽をつくりだしました。
大使館としては、今後もこのように多くの方が日本の文化の様々な側面に触れ、関心を持って頂けるような機会を提供していきたいと思います。
日本語教育実践セミナー
2010年11月21・22日ヤンゴンのUMFCCIにて日本大使館とミャンマー元日本留学生協会(MAJA)の共催で日本語教師セミナーを開催しました。
今回のセミナーでは、大阪大学と国際交流基金バンコク日本文化センターの4人の専門家及びJENESYSでMAJAに派遣されている若手日本語教師が、講師を務めました。
セミナーでは初日の午前中に全体講義の後、4つの分科会が設けられ、2日間で延べ90名の日本語教師や日本語学習者の方々が積極的に日本語教授法を学んでいました。
日本大使館としては、今後もこうした日本語教師研修会を継続的に実施し、ミャンマーでの日本語教育のレベルと日本語の普及に努めていきます。
矢野かずき氏のパントマイム公演
10月7~9日、在ミャンマー日本大使館及び国際交流基金の共催により、ヤンゴンにおいて、バンコク在住の日本人俳優である矢野かずきさんによるパントマイム公演を開催しました。
10月7日はメリーチャップマン聾学校での訪問講演、10月8日にはチャトリウムホテル及び当館アセンブリーホールでのヤンゴン近郊の孤児院や僧院附属小学校の子ども向け公演、10月9日にはチャトリウムホテルでの一般向け公演を開催し、合計で約1500名の観客に来ていただきました。
子ども向け公演では、矢野さんが観客席に飛び込んだり、ステージで子ども達と一緒にバイクやエレベーターのパントマイムを演じたりすると、大きな歓声や笑いが起こりました。一般公演でも、廊下にまであふれかえった観客が矢野さんのパントマイムの世界に入り込み、会場は一体となって拍手や笑いに包まれました。
多くの方々にとって、パントマイムを見るのは初めてだったようですが、公演を大いに楽しんでいただけたと思います。大使館としては、今後もこのように多くの方々が、日本文化の様々な側面に触れ、関心を持って頂けるような機会を提供していきたいと思います。
柔道ジャパンカップを開催しました
9月21日、22日の両日、ミャンマー柔道連盟と日本大使館の共催、ヤンゴン日本人商工会議所の協賛により柔道ジャパン・カップがヤンゴン市トゥワナ屋内競技場にて開催されました。この大会には、7チームから87名が参加し熱戦が繰り広げられました。
接戦の結果、男女の敢闘賞はピョー・コー・コーさんとイ・ピュー・ジンさんが、男女の最優秀選手賞はヘイン・ラッ・ゾーさんとジン・ミ・ミ・タンさんがそれぞれ獲得しました。
表彰式では、ミャンマー柔道連盟エーチー副会長からの敢闘賞授与に続き、JCCY広江会頭より最優秀選手にトロフィーと賞品が授与されました。JCCYの協賛により、敢闘賞の受賞者にはスポーツバッグが、最優秀選手賞の受賞者には21インチ型テレビとDVDプレーヤーが授与されました。最後に竹内臨時代理大使より、6の金メダルと4つの銀メダル、3つの銅メダルを獲得した第一工業省チームに、ジャパン・カップ優勝杯が授与されました。
日本大使館としては、この大会開催がミャンマーにおける日本の伝統スポーツである柔道の普及と日本とミャンマーの友好関係の更なる発展に繋がることを期待しています。
日本歌謡コンテストを開催しました
8月17日、日本大使館主催、ミャンマー元日本留学生協会、ヤンゴン日本人学校及びギタメイトミュージックセンターの協力による2010年日本歌謡コンテストをヤンゴン市内で開催されました。今回の大会では、ミャンマー全国から応募があり、予選を通過した20名が約400名の観客の前で、それぞれ日本の歌を披露しました。
審査発表の前には、有名なロック歌手のゾー・ウィン・トゥッさんがゲスト出演し、会場を大いに盛り上げました。
授賞式では、入賞者に対して、大使からトロフィーが、ゾー・ウィン・トゥッさんからはサイン入りのギターが授与されました。
優勝は、スピッツの「君が思い出になる前に」を歌ったポン・ラッ・アウンさん、第2位はロミオメロンの「粉雪」を歌ったゾー・ウィン・ピューさん、第3位はExileの「Lovers Again」を歌ったアウン・ミョー・ウーさんでした。その他、コブクロの「ここにしか咲かない花」を歌ったウィン・ミン・ソーさんが大使賞を授賞しました。
大使館としては、このイベントによって参加者のみならず、聴衆の皆さんが日本の音楽、日本語への関心を深めてくれたことを、希望します。
写真俳句コンテストの開催
7月9日 日本大使館主催で写真俳句コンテストを開催しました。
俳句は日本で生まれた世界一短い詩であり、短い詩でありながら心象を細やかに読むことができる特徴を持っています。最近では写真に俳句を添える現代的な表現方法も生まれ、日本だけでなく世界各地でこの新しい表現方法による作品が多く作られるようになっています。
今回のコンテストでは、課題写真に併せて詠まれた俳句248点の応募作品の中から予選を通過した25作品が披露されました。参加者による作品解説と審査員との質疑応答によって、各課題写真の優秀作品と最優秀作品が選出されました。
受賞作品は、こちらに掲載しています。
大使館としては、写真俳句を通じて、ミャンマーの方々が日本文化への理解と関心を深められることを期待しています。
日緬通訳コンテストの開催
7月9日日本大使館主催で通訳コンテストを開催しました。日本語からミャンマー語、ミャンマー語から日本語の通訳および翻訳による2回の予備選考によって5名の参加者が選ばれました。
コンテストでは、日本語とミャンマー語の録音による課題が与えられ、参加者は一人ずつ通訳を行いました。正確さ、流暢さ、プレゼンテーション能力の3項目による審査によって、上位3名の入賞者が決定されました。
・第1位 テッテッモーさん
・第2位 ピュピュジンさん
・第3位 ゼヤーリンさん
続いて日本語ミャンマー語の専門家である3名の審査員が、参加者たちに講評を述べ、観客の日本語学習者の方々には、通訳コンテストに挑戦できるように勉強に励むよう、また、通訳という仕事が日本語学習者の人たちの未来を開く可能性を持つことを述べました。
野川大使は、日本人観光客がミャンマーを訪れたり、日本人ビジネスマンがミャンマーで仕事をしようとしたりする際など、様々な場面で多くの日本人とミャンマー人がきちんとコミュニケーションをとるために、通訳の技術を持った人の果たす役割は非常に大きいと述べました。
大使館としては、今回のコンテストが日本語を学ぶ人たちにとって良い目標となり、日本語能力の更なる向上に繋がることを期待しています。
七夕の日 日本語学習者の集い
7月7日 日本大使館主催で七夕の日・日本語学習者の集いを開催しました。ヤンゴン市内の日本語学校から日本語学習者や日本語教師ら35名の参加がありました。
この集いでは、まず書道家の福田先生により漢字からひらがなが作られたことについての解説ともに書道のデモンストレーションが披露されました。書道体験では、参加者の皆さんは其々一つの文字を選び、元になった漢字を楷書から、草書、行書と崩してひらがなになるまでを実際に毛筆で書きました。
そのあとの七夕についての説明では、七夕伝説や笹飾りの作り方も紹介されました。参加者の皆さんは、実際に笹飾りを作ったほか短冊にそれぞれの願い事を小筆で書いて笹に飾りました。
参加者の皆さんは、七夕の日を楽しみながら、日本の歴史や習慣に触れることができたと思います。
大使館としては、この日本語学習者の集いを通して、日本語を学ぶ人々がより日本への理解と関心を深められることを期待しています。
第11回日本語スピーチコンテストおよび
第5回日本文学翻訳コンテスト表彰式の開催
6月5日にヤンゴン市内のパークロイヤルホテルにおいて、第11回日本語スピーチコンテストと第5回日本文学翻訳コンテスト表彰式を開催いたしました。
まず、初めに日本大使館とミャンマー元日本留学生協会の共催、ヤンゴン日本人商工会議所協賛による日本語スピーチコンテストを行いました。全国から応募した日本語学習者43名の中から、第一次予選を通過した15名がコンテストに挑みました。今年のスピーチのテーマは自由論題で、発表者はそれぞれ自分自身の経験や考えに基づき、スピーチを行いました。また、質疑応答のセッションでは、審査員と発表者とのユニークなやり取りに、会場は盛り上がりました。
スピーチ終了後に、両コンテストの表彰式が実施されました。日本文学翻訳コンテストは、日本大使館の主催、MAJAの協力、JCCYの協賛により今年2月15日にヤンゴンとマンダレーで実施したものです。上級・中級・初級の3つのレベルに合計224人が挑戦し、各級3名合計9名が受賞しました。
協賛団体であるJCCYは、スピーチコンテストと翻訳コンテスト上級の第1位入賞者にTOSHIBAの21インチ型テレビ、DVDプレーヤーのセットを、翻訳コンテスト中級および初級の受賞者にはCASIOの電子辞書を、賞品として授与しました。また共催団体であるMAJAからもデジタルカメラなどの豪華な賞品が提供されました。
さらに、スピーチコンテスト上位入賞者の内1名には、日本で2週間の研修に参加するチャンスが与えられました。
【日本語スピーチコンテスト受賞者】
第1位:プ― ゴン テ「10年後の私」
第2位:トウシバ プィン ピュ―「自分の宝物」
第3位:サン サン ウィン「日本語と出会い」
敢闘賞:プ― プィン ピュ―「日本語を勉強している大学生の生活」
【日本文学翻訳コンテスト受賞者】
初 級 第1位 テッ テッ ルイン
第2位 プー プィン ピュー
第3位 テッ ニィ ウー
中 級 第1位 テッ テッ モー
第2位 メイ パン イ ピュー
第3位 ソー サンディー テッ ピュー
上 級 第1位 テッ プー ルイン
第2位 テッ モン タン
第3位 ゼヤ リン
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MAJAミィンウェイ会長から
トウシバ プウィン ピューさんへの
第11回スピーチコンテスト第2位の授与
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第11回 日本語スピーチコンテスト 受賞者
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JCCY金子副会頭から
第5回 日本文学翻訳コンテスト上級1位
テップールインさんへの賞品授与
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第5回 日本文学翻訳コンテスト 受賞者 |
第11回 スピーチコンテスト
第1位を受賞したプ―ゴンテさん |
こどもの日日本語学習者の集い