1.概況
(1)
我が国は、1954年以来、ミャンマーに対して経済協力を行ってきており、その累計額は以下の通りです。(2008年度については集計中)
無償資金協力
1975~2007年度 1,797.90億円
技術協力
1954~2007年度 359.91億円
(2)
2003年5月30日にスー・チー女史がミャンマー政府によって拘束されて以降の状況に鑑み、新規案件の実施を見合わせています。ただし、緊急性が高く人道的な案件については、個別に慎重に吟味した上で、実施することとしています。
2.最近の主な実績
(1)有償資金強力
87年度以降、供与額14.4億円
(2)一般無償資金協力
(下記(3)の草の根・人間の安全保障無償資金協力等を除く)
(2000年度、約15.2億円)

第3次母子保健サービス改善計画

シャン州国境地域飲料水供給計画

ヤンゴン総合病院医療機材整備計画
(2001年度、約18.0億円)

シャン州北部コーカン地区道路建設機材整備計画

シャン州北部コーカン地区電化計画

人材育成奨学計画第一期

ヤンゴン市内病院医療機材整備計画
(2002年度、約19.8億円)

バルーチャン第二水力発電所補修計画第一期

第4次母子保健サービス改善計画

中央乾燥地植林計画第一期

人材育成奨学計画第二期
(2003年度、約8.2億円)

第5次母子保健サービス改善計画

人材育成奨学計画第三期
(2004年度、約8.8億円)

中央乾燥地植林計画第二期(3.44億円)

人材育成奨学計画第四期(単:1.72億円、国:3.60億円)
(2005年度、約16.1億円)

日本・ミャンマー人材開発センター建設計画(4.09億円)

人材育成奨学計画第五期(単:1.00億円、国:3.84億円)

中央乾燥地植林計画第三期(2.93億円)

第6次母子保健サービス改善計画(4.24億円)
(2006年度、約11億円)
 人材育成奨学計画第6期(単:0.21億円、国4.08億円)
 中央乾燥地植林計画第4期(3.30億円)
 第7次母子保健サービス改善計画(3.10億円)
 ポリオ予防接種に対する緊急無償資金協力(0.28億円)
(2007年度、約8.9億円)
人材育成奨学計画第7期(4.07億円)
中央乾燥地植林計画第5期(0.61億円)
第8次母子保健サービス改善計画(2.04億円)
ポリオ予防接種に対する緊急無償資金協力(2.17億円)
(3)草の根・人間の安全保障無償資金協力及び日本NGO支援無償資金協力
小学校建設、医療機材供与、給水施設整備など具体的で比較的小規模な社会生活インフラ整備案件や、食料配布といった緊急人道支援などを対象としています。日本政府から、支援の実施主体者である地方自治体、NGOなどに直接資金協力を行うため、裨益者に近い「草の根の活動」であり、ミャンマー政府にも評価されています。ミャンマーでは、1993年の開始以来2007年度末までに490件、約30億7千万円を実施しています。
(4)技術協力
開発途上国の自立に必要な経済及び社会開発の担い手である人材を育成することを主な目的としています。JICAにより技術協力プロジェクト、開発調査、専門家派遣、研修員受入などの事業を実施しています。
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