草の根無償資金協力によるマハダマサリヤ僧院付属小学校の開校式

 

JENESYS東アジアクリエーター招聘プログラム(ミャンマー人写真家訪日)

 

折り紙紹介事業

 

第1回日本歌謡のど自慢大会を開催しました

 

2008年国際交流基金日本語学習者訪日研修

 

野川大使の式典参加(無償資金協力「マラリア対策計画」署名式典)

 

ミャンマー人留学生のためのオリエンテーションと送別会

 

日本アニメに関する講演会

 

野川大使の式典参加(草の根人間の安全保障無償資金協力「チャウセー県チャウセー地区及びミッター地区(マンダレー管区)洪水被害農民救済計画」)

 

東アジア青少年大交流計画(ミャンマー青年の参加)

 

日本語教師研修会開催

 

第5回柔道大会JAPAN CUPを開催しました

 

「21世紀東アジア青少年大交流計画・東アジア日本語履修大学生研修

 

「21世紀東アジア青少年大交流計画・東アジア日本語教師特別招聘プログラム

 

「21世紀東アジア青少年大交流計画・東アジア次世代リーダープログラム環境NGO勤務の4名の青年の訪日」

 

「NGO連携無償資金協力によるミンター・ミョー・ウー僧院付属小中学校の開校式典」

 

「NGO連携無償資金協力によるハムシー高等学校寮の完成式典」

 

「平成20年度国際交流基金日本語教材寄贈プログラム」

 

「第3回日本文学翻訳コテスト表彰式」

 

2008年日本語スピーチコンテスト

 

ミャンマー人留学生のためのオリエンテーションと送別会

 

野川大使のコーカン特別区訪問

 

2008年日本映画祭ヤンゴンとマンダレー2都市で開催

 

日本語教師研修会開催

 

日本留学説明会の開催

 

ギタメイト音楽センターによる日本音楽のコンサート

 

ヤンゴンとネーピードーにおける帰国留学生の会の開催

 


草の根無償資金協力によるマハダマサリヤ僧院付属小学校の開校式

 

日本政府は2008年 1 月28日に草の根無償資金協力によりマハダマサリヤ僧院付属小学校の校舎建設資金76,996米ドルを支援しました。今般、同校校舎が完成したことに伴い、2008年12月12日に同校舎の開校式が行われました。式典には、在ミャンマー日本国大使館から吉村藤謙書記官が出席し、トゥン・エー学校建設委員会委員長より我が国への感謝が述べられました。 マハダマサリヤ僧院付属小学校は、1993年より経済的理由などから公立小学校に通えない貧しい家庭の子供たちを受け入れ、無料で授業を行っています。ミャンマーではこのような僧院による学校教育が各地で行なわれており、子どもたちの教育レベルの向上に重要な役割を果たしています。今回、2階建て校舎、学校家具、トイレを支援したことにより、子どもたちの学習環境が改善されました。

日本政府は、これまでにもミャンマーにおいて160校以上の学校を建設するなど、教育分野における支援を実施しています。教育は国の発展にとって大変重要であり、日本政府はこれからもより多くの子どもたちが教育を受けられるよう支援を続けていきます。

 

 

 


JENESYS東アジアクリエーター招聘プログラム(ミャンマー人写真家訪日)

 

7月3日から9月30日まで訪日した写真家チョー・チョー・ウィンさんにインタビューしました。

 

問:日本に着いた時の第一印象を教えてください。

答:日本に着き、足早で歩き、電車の中で押し合う人達の様子を見て、この人達に家族とゆっくり過ごす時間はあるのかなと思いました。その後、日本で滞在するうちに、発展した日本でも歌舞伎などの伝統文化を大切にしていることを知り、とても感心しました。

 

問:日本でどこが一番印象的でしたか。

答:京都を一人で歩いたことがとても印象に残っています。東京はいろいろ人達が集まって暮らしているので、優しい人とそうでない人とが共存していると思いますが、京都の人は皆優しく、助け合っていると感じました。写真家である私にとっては、京都は写真に撮りたい美しい景色が沢山あり、またミャンマーのマンダレーのような文化の都市なので、とても気に入りました。

 

問:どの日本食が一番美味しかったですか。

答:おにぎりが美味しかったです。刺身は全く食べることができませんでした。

 

問:今回のプログラムについて教えてください。

答:今回のプログラムの内容は写真家研修ではなく、私が滞在したトーキョー・ワンダー・サイトで私とドイツのデザイナーなど様々な分野の芸術家5名が「富士山の創造」というパフォーマンス・アートを造り上げるものでした。

 

問:他の国の参加者は、チョー・チョー・ウィンさんのような写真家の他、どのような方々が参加していたのですか。

答:作家、作曲家、映像専門家、漆器・土器職人、画家など様々な芸術家が参加していました。

 

問:それでは写真家の技術を披露する機会はなかったのですか。

答:そんなことはありません。帰国前に東京にある写真協会でミャンマーの写真活動の現状について講演をする機会がありました。日本の写真愛好家が沢山参加してくれました。ミャンマーの美しい景色の写真を見せ、ミャンマーの美しさを知ってもらいました。以前、ミャンマーのシュエダゴンパゴダで写真展を行った時にミャンマーに来ていた日本人写真家も講演会に来てくれました。

 

問:今回の旅行で得た経験を今後どのように活かしていく予定か教えて下さい。

答:今月末にでもミャンマー写真家協会で仲間の写真家達に日本訪問を報告する予定です。また、来年、「日本におけるミャンマー人写真家」とのタイトルで写真展覧会を企画する予定です。   

 

 

 


折り紙紹介事業

 

10月22日及び23日、ヤンゴン市内にて、国際交流基金及び在ミャンマー日本大使館共催の折り紙紹介事業が須部久子氏及び宮内明美氏を講師として開催されました。

 

  折り紙は、日本の伝統文化の一つですが、日本人で折り紙をやったことのない人というのはまずいません。また、子供から大人まで幅広い年齢層が楽しめること、実際に自分でやって楽しめることという二つの理由により、海外でも大変人気があります。

 

 折り紙が、日本人の講師によりミャンマーで紹介されるのは初めてですが、須部講師は、折り紙の全く初心者からある程度の経験者までを対象に、基本的な鶴から応用作品までデモンストレーションで紹介しました。その後の、ワークショップで、参加者はアシスタントの指導を受けつつ、実際に折り紙を体験しました。

 

 須部講師は、「折り紙は「四角」だが、折り紙を仲間と一緒に助け合いながら楽しむことにより、「丸い」コミュニケーションが生まれる。」と述べましたが、ワークショップでは参加者がお互いに助け合っている姿が見られました。

 

 今回の合計3回の公演には、子供、日本語学校の学生、教師、芸術関係者等、幅広い年齢層の合計353名が参加しました。

 

 参加した幼稚園教諭からは、「幼児でも楽しめる簡単な折り紙を学ぶことができ、今後の指導に具体的に役立てることができるので、参加して本当に良かった。」、日本語学校の学生からは、「折り紙を綺麗に仕上げるには、几帳面さと正確さが求められることがわかり、日本文化の精神の一端に触れることができたと思う。」等感想を述べました。

 日本大使館としては、今回の講演会により、ミャンマーで、折り紙ブームが起こることを期待しています。

 

Mis. Sube
   

 


第1回日本歌謡のど自慢大会を開催しました

 

2008年10月12日、日本大使館主催、ミャンマー元日本留学生協会、ヤンゴン日本人学校及びギタメイトミュージックセンターの協力による第1回日本歌謡のど自慢大会がヤンゴン市内で開催されました。今回の大会ではミャンマー全国から158名の応募があり、予選を通過した21名が約350名の観客の前でそれぞれ日本の歌を披露しました。

 優勝者は、谷村新司の「昴」を歌ったサイン・サイン・シャンさん、第2位は花花の「さよなら大好きな人」を歌ったヤダナー・ワインさん、第3位はザ・タイガースの「モナリザの微笑み」を歌ったキン・ウー・エーさんでした。その他、特別賞として、チャゲ&飛鳥の「 Say Yes 」を歌ったチョー・ティハ・トンさん、井上あずみの「君をのせて」を歌ったタン・ティサー・アウンさんがそれぞれ授賞しました。

 

 本大会で優勝者したサイン・サイン・シャンさんは、「自分の一番好きな日本の歌を大勢の観客の前で披露でき、また1位入賞までできて感無量です。」と述べ、また第2位になったヤダナー・ワインさんは嬉しさのあまり涙目になりながら、「自分が2位に選ばれるとは思ってもいなかったので、自分の名前が呼ばれた時は本当に驚きました。今でも信じられません。」と感想を述べていました。

 来観した日本人の方からは「日本人より歌が上手なので大変驚いた。」、「日本語が話せない参加者でも歌の日本語の発音が完璧だったので感心した。」などのコメントがあり、また今回審査委員長を務めたヤンゴン日本人学校音楽教師の五月女先生も「参加者皆大変上手なので審査がとても難しかったです。」と講評で述べました。

 

来年の第2回日本歌謡のど自慢大会は、日メコン交流年事業として開催する予定ですので、日本の歌に興味があるミャンマー人の方は是非挑戦してみてください。大使館は皆様の挑戦をお待ちしています。

 

受賞者と関係者との記念撮影
日本大使館竹内公使よりトロフィーを授与する様子
 
1位入賞しましたサイ・サイ・シャンさん
2位のヤダナー・ワインさん
3位のキン・ウー・エーさん

 

 


2008年国際交流基金日本語学習者訪日研修

 

6月1日に開催された2008年日本語スピーチコンテストで1位に輝いたモー・モー・カインさんが国際交流基金日本語学習者訪日研修で9月10日から24日の約2週間日本に訪れました。今回の研修では50カ国から54名の日本語学習者が参加しました。今回ミャンマーから参加したモー・モー・カインさんに研修での体験についてインタビューしました。

 

問:日本に着いて第一印象はどうでした。

答:日本人は、皆歩くのは速いし、忙しいそうにしているという印象を受けました。

 

問:日本で一番印象に残っている場所はどこですか。

答:京都の清水寺です。自然が一杯でとても綺麗なところで大変気に入りました。金閣寺もとても綺麗だと思いましたが、中に入ることができなかったので残念でした。

 

問:日本食で一番おいしかった食べ物は。

答:お好み焼きです。他の食べ物はあまり口に合わなかったです。

 

問:研修について印象を聞かせてください。

答:研修のスケジュールはとてもタイトでしたけど、ホームステイ先のホストファミリーはとても親切でしたし、また研修所では生け花や書道などの日本文化体験も実際にできてとても充実したものでした。また、研修を通して他国の日本語学習者とも知り合うことができたことも大変良かったと思います。

 

問:他の国の参加者の日本語レベルと較べて、モー・モー・カインさんの日本語のレベルは高かったですか。

答:参加者の中で私以外に日本語能力試験1級を合格している人が少なかったからかも知れませんが、私の日本語能力は低いほうではなかったと思います。今回の研修で自分の日本語能力が十分に通用するものだとわかり、大変自信になりました。

 

問:最後に将来の夢を聞かせてください。

答:将来は、日本で経営学を学び、ミャンマーに戻ってビジネスをすることです。そのために、もっと日本語を頑張って勉強したいと思います。 

 

他国の参加者と一緒に 清水寺の記念写真 書道の先生との記念撮影

 

 


野川大使の式典参加(無償資金協力「マラリア対策計画」署名式典)

 

2008 年 9 月 12 日、「マラリア対策計画( the project for Malaria Control in Myanmar )」の実施のため、約 310 万ドルの無償資金協力についての書簡交換が、野川保晶駐ミャンマー連邦大使とソー・タ国家計画経済開発大臣との間で行われました。

このプロジェクトは、マラリア流行地である中部のバゴー管区、マグウェイ管区及び南西部のラカイン州において、マラリア治療薬、迅速診断キット等の医薬品や蚊帳、殺虫剤等を整備するとともに、医薬品管理システムと蚊帳の使用啓発に関する技術指導を行うものです。

このプロジェクトの実施によって、これまで、医療施設での受診・治療サービスを受けられなかったマラリア患者が、マラリア予防・検査・治療を適時、適切に受けることが可能となり、対象州管区での受診及び治療者数が増加し、また、蚊帳や殺虫剤の供与により、ハマダラ蚊(マラリア媒介生物)及びマラリア原虫の増殖を抑えることが可能となり、数年後には対象州管区におけるマラリア罹患率及び死亡率が低下することが期待されます。

 

 

 


ミャンマー人留学生のためのオリエンテーションと送別会

 

9月25日ヤンゴンにおいて、2008年度日本政府奨学金により10月から日本の大学院等において留学する予定のミャンマー人青年に対するオリエンテーション及び野川日本大使主催による送別会が開催されました。

 

 参加した16名の留学予定者は、いずれも次代のミャンマーの国造りを担うことが期待される若手の公務員、教員達であり、オリエンテーションの場では、日本大使館担当職員から日本での留学に関する詳細な説明や注意事項が伝えられました。また、ミャンマー人の日本留学経験者からは日本の生活と勉強に関する自らの経験が披露されました。質疑応答のセッションでは参加者は活発に質問していました。留学予定者の殆どは外国に行くのは初めてであり、希望と同時に不安があると見受けられましたが、このオリエンテーションは不安を解消するのに役立ったと思われます。

 

 引き続き行われた送別会では、野川日本大使、テットン・テットン・ミャンマー元日本留学生協会顧問ミャンマー元日本留学生協会顧問、ゾーテイ教育省高等教育局長によるはなむけの言葉が述べられ、アウンチョーミャンマー元日本留学生協会会長が乾杯の音頭をとりました。

留学生に対する激励の言葉に対し、外務省に勤務するチャンエイ氏が留学予定者を代表して感謝と決意の言葉を述べました。

 

 日本政府の奨学金による留学制度は、1952年にスタートして以来、延べ800人以上のミャンマー人留学生を受け入れてきました。留学経験者達はいずれもミャンマー国内の主要な分野の指導的人材として活躍すると共に日本・ミャンマー国内の主要な分野の指導的人材として活躍すると共に、日本・ミャンマー間の貴重な架け橋となっています。 

 

国費留学生と記念撮影 ゾーテイ教育省高等教育局長
テットン・ミャンマー元日本留学生協会顧問 留学予定者を代表して謝意を表すチャン・エイ氏

 


日本アニメに関する講演会

 

9月19日、ヤンゴン市内にて、国際交流基金及び在ミャンマー日本大使館共催の日本アニメに関する講演会が櫻井孝昌コンテンツメディアプロデューサーを講師として開催されました。

 日本アニメは、今、世界中で大人気ですが、ミャンマーで紹介されるのは初めてです。櫻井講師は、日本アニメは、何故世界で受けたのか、その国際競争力の秘密をわかりやすく説明しました。また、同時に未来に向けたアニメ業界の動きも、映像を交えつつ解説しました。

 会場には、若い日本のアニメファン、アニメーター、コンピューター業界関係者、日本語学校学生等、約460名の聴衆が集まり、大変な熱気に包まれました。

 質疑応答のセッションでは、多くの参加者が櫻井講師に日本のアニメの現状について質問をし、講演後も講師との交流を楽しみました。

 参加者は、「日本の最新のアニメの映像が見られて楽しかった。」、「日本のアニメーターから学んでミャンマーもよりよいアニメを作っていきたい」、「近い将来、このような講演会をまた是非開催してもらいたい。」等感想を述べました。

 日本大使館としては、これからもアニメ等日本のポップカルチャーを幅広く紹介していきたいと考えています。

 

野川日本大使の挨拶
桜井講師の講演
 

 

 


 

野川大使の式典参加(草の根人間の安全保障無償資金協力「チャウセー県チャウセー地区及びミッター地区(マンダレー管区)洪水被害農民救済計画」)

 

9月16日、野川大使はテー・ウー農業灌漑大臣と共に我が国政府が支援した草の根・人間の安全保障無償資金協力「チャウセー県チャウセー地区及びミッター地区(マンダレー管区)洪水被害農民救済計画」( Project for Provision of Machinery of Rehabilitation of Flood-Affected Farmers in Kyaukse and Myit Thar Townships in Kyaukse District in Mandalay Division )に関する農業機械の引渡式典に出席しました。

この支援は、06年の9月から10月まで降り続いた長雨により被害を受けたミャンマー中部のチャウセー県の農地復旧のため、18万米ドルの資金供与をマンダレー管区農業調整委員会( Mandalay Division Agriculture Coordination Committee )に対して実施したものであり、この供与した資金により、バックホー4台、散布機580台、及び刈取り機9台が購入されました。

式典においては、野川大使がテー・ウー農業灌漑大臣に農業機械の目録書を渡すとともに、テー・ウー農業灌漑大臣から野川大使に感謝状が贈られました。

 


東アジア青少年大交流計画(ミャンマー青年の参加)

 

最近2名のミャンマー青年が東アジア青少年大交流計画の下、日本に招聘されました。

 

 ミャンマー商工会議所の事務局員であるキン・ティダ・ウィンさんは7月17日から27日まで訪日し、「アジア・大洋州地域における「ヒト」の移動:送出国 - 受入国及び当事者自身の利益を目指して」という課題について、他の東アジア諸国の参加者達と共に研修を受けました。

 

 また、ミャンマータイムズの記者であるタン・タイク・ウーさんは、7月29日から8月7日まで訪日し、「文化を生かしたまちづくり~創造都市の可能性~」のテーマの下、日本における代表的な創造都市といえる横浜・金沢・京都での取り組みや巨大都市、東京、大阪における創造性を生かした都市再生の現場を視察し、アジアの都市の将来的方向性を検討しました。

 

 東アジア青少年大交流計画は、若い世代の相互理解の促進を通じて、東アジア地域の一体感を醸成することを目的として、日本の安倍総理(当時)が2007年1月に東アジア首脳会議において発表したものです。本計画の予算は350億円規模であり、5年間に主に東アジア首脳会議メンバー国から6 , 000人程度の青少年が日本に招聘されることになっています。 

 

キン・ティダ・ウィンさん
タン・タイク・ウーさん

 

 


日本語教師研修会開催

 

8月23日、ヤンゴンの日本大使館にて、24日、マンダレーHITOセンターにてミャンマーの日本語教師を対象に国際交流基金の協力により日本語教師研修会を行いました。

今回の研修会は、今年2月の研修会に続き、タイの国際交流基金バンコク日本文化センター日本語部より儀満敏彦主任講師を招き、ヤンゴンで74名、マンダレーで24名、計98名の日本語教師が研修会に参加しました。

研修会では、「総合的日本語教育の可能性」と題して、2月の研修会の復習から特に授業の進め方について、参加者が4~5名1グループを作りディスカッション方式で研修が行われました。

研修に参加した日本語教師の方々からは、「教授法について良い勉強になった。」、「授業の進め方について、準備や授業時間の割り振りの重要性がよくわかった。」、「他校の教師と意見交換ができ、新たな知識が増えた。」、「日本語教師を対象とした研修会は、この研修会だけなので年に2回程度開催してほしい。」などの感想が寄せられたように、今回の研修会も2月に続いて当地の日本語教師にとって意義のある研修会だったようです。

日本大使館としては、今後もこうした日本語教師研修会を継続的に実施し、ミャンマーでの日本語教育のレベルと日本語の普及に努めていきます。

 

ヤンゴン
マンダレー

 

 


第5回柔道大会JAPAN CUPを開催しました

 

9月9日、10日の両日、ミャンマー柔道連盟と日本大使館共催、ヤンゴン日本人商工会議所協賛によりジャパン・カップ柔道大会がヤンゴン市アウンサン競技場体育館にて開催されました。第5回目となる今年の大会では、ミャンマー各省庁の実業団及びザガイン管区や南シャン州、ヤカイン州からの代表チームなど合計10チームが参加し、男子84名、女子33名、合計117名によりジャパンカップ優勝杯争奪の熱戦が繰り広げられました。

 今年の大会では、ミャンマー建設省実業団チームが優勝し、2008年ジャパンカップ杯を獲得しました。また、10日の表彰式では、野川大使よりジャパンカップ優勝杯を授与された他、協賛団体のヤンゴン日本人商工会議所矢野副会頭から最優秀選手男女2名にトロフィーと21インチ型テレビが授与されました。

 本大会は、ミャンマーにおける柔道振興を通じた日本とミャンマーのスポーツ交流を目的に、日ASEAN交流年の2003年より開催された交流事業で、全国から多くのミャンマー柔道家が参加する大会です。

 本大会で男子最優秀選手に選ばれたトゥヤ・ゾーさんは、「これまで最優秀選手賞を2度獲得したことがありますが、こんな豪華な賞品をもらうのは初めてです。今回の大会を機会にミャンマー代表選手になれるよう頑張りたいと思います。」と、また女子最優秀選手になったエイ・エイ・アウンさんは、「今回賞品を提供していただいた日本大使館とヤンゴン日本人商工会議所にとても感謝しています。2007年の東南アジア競技大会で金メダルを取ることができましたが、今回の大会で最優秀選手賞を獲得できたことで、2009年の東南アジア競技大会でまたメダルが獲得できるように頑張りたい気持ちが更に高まりました。」とのコメントを述べているように、本大会は柔道家の意欲向上に繋がっているようです。

来年のジャパンカップ柔道大会は、日メコン交流年事業としてより盛大に開催し、ミャンマーにおける日本の伝統スポーツの普及を通じて、日本とミャンマーの友好関係の更なる発展に繋がることが期待されます。

 

 

 

 


21世紀東アジア青少年大交流計画・東アジア日本語履修大学生研修

 

ミャンマー人の日本学習者5名が21世紀東アジア青少年大交流計画の日本語履修大学生研修に参加するため、6月11日から7月23日の約6週間日本を訪れました。参加者はそれぞれヤンゴン外国語大学やマンダレー外国語大学、民間日本語学校マンダレー HITOセンターやNORIKIで日本語を学ぶウィン・ウィン・カインさん、フニン・ナンダー・コさん、タイッ・タイッ・トエさん、ケイ・ズィン・ウィンさんとアウン・イェ・トゥさんの若者5名です。

 今回の研修には、ミャンマーからだけではなく、カンボジア、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、シンガポール及びニュージーランドからの日本語学習者30名が参加しました。今回の研修で参加者達は国際交流基金関西国際センターでより本格的な日本語を学ぶと共に、ホームステイや東京、大阪、京都・広島等の訪問、日本の大学生との交流等、内容の充実した研修を受けました。

 参加した日本語学習者達は、今回の研修について次のように感想を話してくれました。

 「6週間の研修はどれも良い内容で大変貴重な経験になりました。他の国の日本語学習者とも交流することができたことも良かったと思います。」

 「グループに分かれ外出をするプログラムの時に道に迷ったので、日本語で日本人に道を尋ねたりしました。こういう経験は本国ではできないのでとても良い経験になりました。また道を案内してくれる日本人はとても親切だと感じました。」

「はじめ日本人は外国人に対して少し冷たいと思っていましたが、実際に日本人の大学生と話してみると、とても親しみ易い感じを受けました。今回の研修で日本人の大学生やホームステイのホストファミリーとも友達になることができました。」

 

この大交流計画では、今後4年間こうした日本語学習者を含む若者達を日本に招聘し青少年交流を深めていく予定です。

日本の大学生との交流

金閣寺で他の学生と一緒に記念写真
パナソニックセンター前での集合写真 今回ミャンマーから参加した5名の学生達

 


21世紀東アジア青少年大交流計画・東アジア日本語教師特別招聘プログラム   

 

民間日本語学校「明道学園」のミャンマー人日本語教師トゥヤ・チョーさんとダンマラッキタ僧院の日本語教師テインギー・アウンさんが21世紀東アジア青少年大交流計画日本語教師特別招聘プログラムに参加するため、5月8日から7月18日の約2ヵ月半日本を訪れました。

 今回のプログラムには、ミャンマー、タイ、カンボジア、ラオス、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン及びインド等からの日本語教師40名が参加しました。今回のプログラムで参加者は埼玉県の国際交流基金日本語国際センターで日本語の教授法を学ぶだけでなく、生け花、茶道、折り紙等の日本文化体験、相撲観戦や歌舞伎鑑賞、更にホームステイや東京、大阪、京都、奈良、広島等の訪問、日本の小学校訪問、大学生との交流等多くのことを経験しました。

 参加した日本語教師は、今回のプログラムについて次のように感想を話してくれました。

 「毎日充実したプログラムで2ヵ月以上日本語だけの環境で色々な経験をさせて頂きました。日本語の教え方はもちろん、相撲や歌舞伎を実際に観ることができ、またホームステイでは日本人の生活ぶりを学ぶことができました。ホストファミリーの家族は新聞の読み方なども教えてくれました。今回学んだ教授法や経験を他の日本語教師にも教えてあげたいと思います。」

 「生け花や茶道などの日本文化を学び、更に日本人の家庭で実際にホームステイが体験できたことはとても良い経験になりました。また、日本に行く前の印象では日本はビルや住宅しかないと思っていたのですが、奈良や京都にはまだまだ緑がたくさんあるので驚きました。日本で見て体験したことを生徒にも話してあげたいと思います。」

 

 

左;トウヤ・チヨーさん、右;テインギーアウンさん

小学校訪問の様子(一緒に給食を食べるトウヤチヨーさん)

 


21世紀東アジア青少年大交流計画/東アジア次世代リーダープロガラム 環境NGO勤務の4名青年訪日

 

 

4名のミャンマーの環境NGO勤務の青年が21世紀東アジア青少年大交流計画/東アジア次世代リーダープログラムに参加するため、6月3日から16日まで訪日しました。
  参加した青年は、「ミャンマー森林の友」(Friends of Rainforests in Myanmar)のテイン・ミン氏、「森林資源開発・保存協会」(Forest Resource Environment Development and Conservation Association)のセイン・サン・ゾー氏とワー・ワー・カイン氏、ミャンマー再生可能エネルギー協会(Renewable Energy Association Myanmar)のポン・アウン
ヘイン氏の4名です。
  このプログラムには、ASEAN10カ国、インド、オーストラリア、ニュージーランド、中国及び韓国から参加者がありましたが、彼らは、外務省、環境省を訪問した後、四国の高松を訪問し、学校、地方自治体の環境問題への取り組みを見学しました。その他、エコツーリズム体験、ホームステイ、京都・奈良の視察等も楽しみました。
  ミャンマーからの参加者は、次のような感想を述べました。
  「日本では、小学校や中学校で環境教育をしっかり行っており、子供達も環境に対する意識が高いことに驚いた。」
  「今回のプログラムでは、アジア太平洋の各国の環境関係者と知り合うことができ、これからもお互いに情報交換していこうということでネットワークが確立できたのがとても有意義だった。」
  「ゴミ資源から金を作り出す等、ゴミを積極的に活用するビジネスも見学できて有意義だった。」

 


NGO連携無償資金協力によるミンター・ミョー・ウー僧院付属小中学校の開校式典

 

日本政府は、平成19年(2007年)11月8日、特定非営利活動法人「南東アジア交流協会」がNGO連携無償資金協力により実施する「ヤンゴン管区南オカラッパ地区におけるミンター・ミョー・ウー僧院付属小中学校建設計画」に対し、約900万円の資金協力を行いました。

 その後、南東アジア交流協会が僧院運営委員会及び学校建設委員会らと協力して同学校の建設を進め、本年6月26日、同校の開校式典が盛大に開催されました。
  式典には当館より鈴鹿光次参事官、南東アジア交流協会より高橋稔常務理事及び寺坂勝吉理事、ミャンマー側からトゥラ・アウン・コー宗教省副大臣、アウン・トゥン・カイン社会副支局長等多くの関係者が出席いたしました。

 ミンター・ミョー・ウー僧院では、公立学校に通うことができない貧しい家庭の子供たちのため、無料で授業を行っているほか、約30名の孤児を引き取り生活の面倒を見ています。これら僧院の取り組みは地域の評価が高く、僧院学校への入学希望も高いのですが、教室が不足しているため、入学がかなわない児童が多くいました。
  これまで、1~3年生までは僧院本堂を利用し、4~8年生までは住民の寄付により建設された仮校舎で授業を行っていましたが、1部屋で同時に3学年が授業を行うため授業に集中でない状況でした。また、木造平屋建ての仮校舎の屋根及び壁は竹を編んだ粗末なものであり、雨期には屋根からは雨漏りがしたり、雨風が直接教室に吹き込むなど劣悪な環境でした。

 今般、新しい校舎の完成により、学習環境が大きく改善され、子供たちの学習効果の向上が期待されます。また、新校舎は10教室を有し、新たに180名の待機児童を受け入れることが可能になり、地域の子供たちの教育機会の増大に寄与することになります。
 
  今回の協力は、僧院付属小中学校の建設を行うことにより、公立学校に通うことが出来ない貧困層の子供たちへ教育機会を提供すると共に、地域の教育の向上に資するものです。
  日本政府は、これからも地域住民に直接裨益するこのような事業を支援してまいります。

 

開校式典の様子

授業風景

 


NGO連携無償資金協力によるハムシー高等学校寮の完成式典

 

日本政府は、平成19年(2007年)11月8日、特定非営利活動法人「地球市民の会」がNGO連携無償資金協力により実施する「シャン州タウンジー郡におけるハムシー高等学校寮改築事業」に対し、約2千万円の資金協力を行いました。その後、地球市民の会が地元住民らと協力し同施設の建設を進め、本年6月10日、同施設の完成式典が行われました。式典には当館より吉村藤謙書記官、地球市民の会より柴田京子プロジェクト・マネージャー、ミャンマー側よりウ・アウン・カム・ティ・シャン州第6特別区代表を初め多数の関係者が出席しました。

 ハムシー高等学校には小学生から高校生(1年生から10年生)まで約500人が学んでおり、約150名が寮生活を送っていました。周辺地域の村々には中学校・高校がないため、寮の人数制限により入寮できない生徒や、徒歩通学ができない遠方の生徒は、中学・高校への進学を諦めざるをえませんでした。また、既存の寮は老朽化が著しく、雨漏りがしたり、標高1500mに位置するため、冬には冷たい隙間風が吹き込むなど、子供達は劣悪な環境下での生活を強いられていました。

 今般、新しい寮の完成により、生徒の受入キャパシティが増加し、一人当たりの居住スペースも2倍程度に増えるなど、寮の生活環境が大きく改善しました。新寮では寮生により1日3回の清掃がおこなわれているとのことで、寮を大切に使用している様子が伺われました。また、新寮の完成により全校生徒が600名以上に増え、これにより、ハムシー高校は、これまでの「高等分室」から「高等分校」へと昇格しました。これまでは在籍する教師の一部を村民負担により雇用していましたが、昇格により、全ての教師がミャンマー政府の負担により派遣されることとなりました。なお、今回実施された新寮の完成式典とあわせて、高等分校への昇格式典も実施され、村民の高い教育意識と昇格に対する大きな喜びが伺えました。

 今回の協力は、新しい寮を整備することにより、周辺村落の子供達に対する教育機会を増大させ、地域の教育の向上に資する事業であり、日本政府は、これからも地域住民に直接裨益する事業を支援していきます。(了)

ハムシー高等学校寮全景

寮内部の様子

 

 


平成20年度国際交流基金日本語教材寄贈プログラム

 

 

6月24日、ヤンゴン市内にあるミャンマー商工会議所トレーニングセンターにおいて、平成20年度国際交流基金日本語教材寄贈プログラムにより同トレーニングセンター内の光益日本語学校に日本語教材が寄贈されました。日本語教材の引渡式では在ミャンマー日本大使館徳一等書記官、ミャンマー商工会議所セイン・ウィン・フライン総書記及び同日本語学校の木下校長らが出席し、光益日本語学校に対して徳書記官から日本語教材が引き渡されました。

 

 これまで国際交流基金は当地の日本語教育の発展のために、日本語教材寄贈プログラムによりミャンマーの国立大学や民間の日本語学校に対し、日本語教材を寄贈してきました。今回寄贈された日本語教材は29冊あり、今後同日本語学校の日本教育の場で大いに活用され、当地の日本語学習の発展促進に役立つことと期待されます。

 

 

公益日本語学校・木下校長のスピーチの様子

 

 


「第3回日本文学翻訳コンテスト表彰式」

 

 

6月1日にヤンゴン市内のホテルにて開催された2008年日本語スピーチコンテストと併せて、今年3月1日にヤンゴンとマンダレー両都市で日本大使館主催、ヤンゴン日本人商工会議所協賛、ミャンマー元日本留学生協会協力により開催された第3回日本文学翻訳コンテストの表彰式が行われました。

 

日本文学翻訳コンテストは日本文学の紹介及び日本語の読解力向上を目的に開催されたものです。本コンテストでは初級、中級、上級と3つにレベルを分け、それぞれ自分の日本語能力に適した作品を参加者が翻訳しました。今年の翻訳作品は、初級は楠山正雄の「花咲かじじい」、中級は新美南吉の「ごんぎつね」、上級は太宰治の「走れメロス」で、ヤンゴンから101名、マンダレーから71名の日本語学習者が今回のコンテストに参加しました。

 

上級第1位受賞者は「今回の翻訳コンテストに初めて参加しました。入賞することが目的ではなく、自分の実力を試したかったので参加してみました。今回上級1位に入賞できたのは、日本語の小説等を普段から読む習慣があったからだと思います。コンテスト当日は、日本語を読みやすい自然なミャンマー語に翻訳することがとても難しかったです。最終的に1位受賞でき、29インチ型テレビとDVDプレーヤーまで頂き大変嬉しいです。」と感想を述べていました。

 

他の参加者からは「 とても難しかったけれど、良い経験になりました 。 出題された小説や物語そのものも非常に興味深い内容でした。 」、「 自分の日本語とミャンマー語の能力を試す良い機会となった。 」「 日本語が理解できてもミャンマー語に言い換えることがこんなに難しいとは思わなかった。 」などの感想が寄せられました。このように日本文学翻訳コンテストは日本語学習者にとって非常に難しいコンテストであるにもかかわらず、年々申請者数が増加しています。これは、ミャンマーの日本語学習者が日本文学に興味を示すようになったことの表れだと言えるでしょう。

 

表彰式の後には、今回審査員長を務めたミャンマー元日本留学生協会テッ・トン顧問に本コンテストが始まって以来の過去3年間を振り返り、本コンテストの講評を頂きました。

 

日本大使館では、日本文学翻訳コンテストのように今後も日本語学習者の学習目標となるような行事を企画し、日本語の能力の更なる向上に向けた支援を行っていく予定です。

 

【受賞者】

 

上級1位:キン・ミャ・ミャ

  2位:チー・メー・ルイン

  3位:スエ・ズィン・ユ

 

中級1位:カイン・ス・リン

  2位:フニン・ナンダー・コ

  3位:ミャッ・テッ・モン

 

初級1位:ミャッ・ミャッ・ズィン

  2位:エー・ミャ・ミャ・モー

  3位:イー・イー・カイン

 


「2008年日本語スピーチコンテスト」

 

6月1日にヤンゴン市内ホテルにおいて、日本大使館とミャンマー元日本留学生協会共催、ヤンゴン日本人商工会議所協賛により2008年日本語スピーチコンテストが開催され、約270名の聴衆が来場しました。

 

日本語スピーチコンテストはヤンゴンでは今回で9回目となる毎年恒例の行事です。今年は全国から32名の日本語学習者から応募があり、第一次予選を通過した15名の参加者がスピーチを行いました。本コンテストは例年同様自由課題で、発表内容は例年多く見られる日本語や環境問題に関する内容ではなく、自分の経験を元に話す独創性のあるユニークなスピーチが多かったです。また、質疑応答のセッションでは、審査員は緊張する参加者達に笑いなどを混ぜ質問をし、会場を盛り上げました。その他に、今年も協賛団体ヤンゴン日本人商工会議所より第1位入賞者への賞品29インチ型テレビとDVDプレーヤーが寄付され、また共催団体などからも豪華な賞品の寄付があったため、授賞式は例年以上に盛大に行われました。

 

1位受賞者のモー・モー・カインさんはコンテスト終了後のインタビューで以下のように答えてくれました。

「今回発表したスピーチの内容は以前からみんなに聞いてもらいたいと思っていたことについて話しました。スピーチコンテストには一度も参加したことはなかったのですが、今回私の経験や考えを大勢の前で話すことができて嬉しいです。」

「敢闘賞、3位、2位と受賞者が発表された時、自分の名前がなかったのでもう入賞はできないと思いました。1位が発表された時に自分の名前を呼ばれた時は、嬉しいというよりも驚きました。授賞式が終わって直ぐに親に電話で伝えました。今でも夢を見ているのではないかと思っています。賞品に29インチ型テレビと DVDプレーヤーも頂き本当に幸せです。」

「将来は日本に留学して、経営学を学び、立派な経営者になりたいと思います。」

 

なお、1位受賞者には9月に2週間日本で行われる国際交流基金日本語学習者訪日研修プログラムの参加候補者になる権利も併せて与えられました。

 

他の発表者からも「今回は受賞者には選ばれなかったけれども、大勢の人の前でスピーチをしてとても自信になりました。来年また挑戦します。」、「他の参加者のスピーチが本当に良かったので、良い勉強になりました。」と述べていました。審査員の一人は「どのスピーチも素晴らしく、昨年以上に接戦でした。年々レベルが高くなっていると思います。特に今年はヤンゴンからの参加者のレベルが上がったと思います。」と今年のコンテストの感想を述べていました。

 

第一位:モー・モー・カイン     題目:私の将来

第二位:テッ・テッ・フライン    題目:あと一分

第三位:イー・モン・ミョー・テイン 題目:日常生活とプライバシー

敢闘賞:チッ・ピョー・ナイン    題目:僕らの将来

 

 

 


 

野川大使のコーカン特別区訪問

 

3月4日、野川大使はシャン州コーカン特別区ラオカイ市を訪問し、昨年8月に我が国が113万ドルの支援を行ったWFPの「脆弱者支援事業(Food Assistance to vulnerable families in Myanmar)」に関する米の現地引渡式典に出席しました。
 この式典には、少数民族・国境地域開発省キン・チュウ局次長、ラオカイ司令官ウィン・マウン准将、コーカン特別区副主席ポーダシュン他、WFPミャンマー事務所からクリス・ケイ代表が出席し、多くのコーカン特別区の住民から我が国の支援に対するお礼の言葉が寄せられました。

 

また、野川大使はJICAがこの地域で実施している麻薬撲滅に資するプロジェクトの現地視察を行った他、ポーチャーシン同特別区主席と懇談を行いました。

 

 


2008年日本映画祭ヤンゴンとマンダレー2都市で開催

 

 

在ミャンマー日本大使館と国際交流金の共催、ミャンマー情報省の協力により、ヤンゴン市タマダ映画館にて1月23日から26日、マンダレー市ウィンライト映画館にて2月25日から28日、各都市4日間、今年で第9回目になる毎年恒例の2008年日本映画祭が開催されました。

 2月21日のヤンゴン初日のオープニングセレモニーでは、野川保晶大使とテイン・トン・アウン映画庁課長より挨拶がありました。

 今年は、両都市で日本映画界の代表的存在である山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」が初日と最終日に上映され、2日目には役所広司主演の「どら平太」、3日目には北野武が監督・脚本をした「菊次郎の夏」がそれぞれ上映されました。

 観客からは「久しぶりに日本の時代劇を堪能できた。」、「毎年欠かさず観に来ています。今年も十分に楽しませてもらいました。」、「特に「菊次郎の夏」はユーモアがあり、また主演の北野武の演技はとても滑稽で面白かった。」などと好評であったように、ミャンマーの人々は毎年恒例の日本映画を楽しみにしており、今回の映画祭でも楽しんでいた様子でした。

 日本大使館としては、今後もミャンマーの人々に日本映画を通して日本の文化や歴史など日本を紹介していく予定です。

 

 

 

 


日本語教師研修会開催

 

 

2月23日、ヤンゴンの日本大使館にて、24日、マンダレーHITOセンターにてミャンマーの日本語教師を対象に国際交流基金の協力により日本語教師研修会を昨年に続き行いました。

今回の研修会では、タイの国際交流基金バンコク日本文化センター日本語部より儀満敏彦主任講師を招き、ヤンゴンで約80名、マンダレーで約30名、計約110名の日本語教師が研修会に参加しました。

研修会では、「相互交流を通して、初級教材について考える」と題して、特に初級学習者に対する教材の作成方法や教授法について、参加者が4~5名1グループを作りディスカッション方式で研修が行われました。

研修に参加した日本語教師の方々からは、「非常に勉強になった。」、「今までに考えたこともない教材作りの方法や教授法を学ぶことができた。」、「他校の教師と経験や教え方について話し合う良い機会となった。」、「ディスカッションをしながら、考えていくというやり方が非常に新鮮だった。」、「是非来年も実施してほしい。」などの感想が寄せられたように、当地の日本語教師にとって大変有意義な研修会になったようです。

日本大使館としては、今後もこうした日本語教師研修会を実施し、ミャンマーでの日本語学習レベルの向上や日本語の普及に努めていきます。

 

 

ヤンゴン
マンダレー

 

 

 


日本留学説明会の開催

 

 

最近、ミャンマーでは日本語学習者の数が急増しており、それに伴い日本の大学・大学院への留学希望者の数も増加しています。
  そのような方々のために、日本学生支援機構(JASSO)、ミャンマー元留学生協会(MAJA)及び日本大使館の共催で、日本留学説明会が2月23日にヤンゴンにて、また2月24日にマンダレーにて開催されました。
  ヤンゴンにおいては約350名、マンダレーにおいては約120名の総計約470名が参加しました。
  JASSOより、日本政府の最近の留学政策、特に福田総理が1月に留学生30万人計画を策定したことを紹介するとともに、日本の高等教育機関、留学準備の方法、奨学金、日本留学試験(EJU)等について説明をしました。
  その後、ヤンゴンでは日本でMBAを取得した元留学生、医学部に留学した元留学生の体験談、マンダレーでも元医学部留学生の体験談の他、日本留学の生活体験談が披露されました。
  質疑応答のセッションは大変活発で、日本の大学院に留学するための奨学金、日本語学校への留学の可能性等について多くの質問がありました。
日本大使館は、日本留学に関心のある方々のために多くの支援を行っています。
  例えば、月一回の無料の留学アドバイザー制度、大使館レファレンスルームの利用があります。また、大使館においてアジアユースフェローシップ(国際交流基金による日本の大学院への留学のための奨学)の選考も行っています。
  詳しい情報につきましては、日本大使館広報文化班に御連絡下さい。(tel.549644-8, e-mail: jembassy@baganmail.net.mm.)
  JASSOの連絡先は以下の通りです。
  (tel.)+81-3-5520-6141 (fax.)+81-3-5520-6121
nippon@jasso.go.jp
(HP)http://www.jasso.go.jp

 

 

 

 


 

ギタメイト音楽センターによる日本音楽のコンサート

 

2月16日、ヤンゴンにおいて日本大使館主催、ミャンマー元日本留学生協会の協力により、日本音楽のコンサートが開催されました。
  このコンサートでは、ギタメイト音楽センターの合唱団が古い民謡から最近のポップスまで全部で19曲を歌いました。多様なジャンルの曲が歌われたことによって、日本音楽の幅の広さが十分に示されました。

 300人以上の観客がミャンマー青年による日本音楽の合唱という貴重な機会を楽しみました。観客は、彼らの日本語の発音が素晴らしいことに驚いていました。合唱団のメンバーは日本の歌を集中的に練習し、短期間で上達しました。

 コンサートの後、合唱団のメンバーは初めて日本語で歌った経験について、「日本音楽のメロディーが気に入った。日本の歌を歌うことによって日本そのものについて知りたくなった。浴衣や法被を着て歌ったのも楽しかった。」と述べました。
 
  コンサートは、合唱団メンバーと観客の双方が、美しい日本音楽を楽しんだというのにみならず、彼らが日本の自然の美しさ、日本人の物の考え方等、音楽の背後にあるものについて関心を持つようになったという点で成功したと考えます。

 

モー・ナイン ギタメイト音楽センター所長

 

 


ヤンゴンとネーピードーにおける帰国留学生の会の開催

 

帰国留学生の会が、野川保晶日本大使主催により、1月10日、ヤンゴンにて、1月21日、ネーピードーにて開催されました。ヤンゴンでは約60名、ネーピードーでは約20名の元留学生と政府関係者が出席しました。

 

両方の会合において、野川大使は歓迎のスピーチの中で、日本がミャンマーの人材開発を重視しており、1952年以来800人以上のミャンマー人が奨学金を得て留学している旨紹介しました。また、大使は、ミャンマー元日本留学生協会(MAJA)が日本とミャンマーの友好関係促進に尽力していることに感謝するとともに、日本の文化と日本語を学んだ元留学生達は日本とミャンマーの貴重な架け橋になることができると述べました。

 

MAJA顧問であるテットン大使は、ミャンマー人の留学の歴史を統計も交え詳しく紹介しました。アウンチョーMAJA会長は、日本留学の重要性を強調するとともに、ミャンマーに帰国後の元留学生の責任について語りました。

 

会合において、元留学生は日本留学は大変貴重な経験であったと口々に述べていました。日本滞在中、彼らは日本人の友人と大いにつきあい、日本食、国内旅行、スキー等を楽しんだと語っていました。多くの元留学生はこれからも日本と関わっていきたいとし、元留学生同士の間のネットワークづくりのためこのような同窓会は有用であると述べていたように今回の会は、元留学生にとって有意義なものでした。

 

元留学生の多くは、ミャンマー帰国後、日本で得た専門知識を活かして各々の分野で活躍しています。また、MAJAの活動に積極的に参加することにより日本とミャンマーの友情・相互理解の促進にも貢献しています。

 

 


 

 
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